山口県の「中原中也記念館」へ | 山野ゆきよし日記

山口県の「中原中也記念館」へ

 6月10、11日、山口県宇部市内及び山口市内へ。

 

 6月10日早朝6時より金沢市南倫理法人会モーニングセミナーにおいて、私と金沢市の村山市長との対談。報道も含めると130名を越える方にお越しいただく。

 

 終え次第、小松空港へ。羽田空港で乗り換え山口宇部空港着。山口県には何回か来ているが、この空港は初めて。さっそく用務を一つ終えて宿泊先の湯田温泉へ。仲間より早くについたこともあり、周りを散策。と、中原中也記念館の看板を見かける。

 

 

 そうか、中原中也は山口県出身だった。しかも、今回宿泊する湯田温泉で生まれ育ったという。すでに開館時間を過ぎていたこともあり、翌日一番で入館することを決める。

 

 私は中原中也にはまったのは高校生くらいだろうか。といっても、それほどでもなく、何冊か続けて詩集を買ったり図書館から借りた程度。それ以降は、何かの折に、フッと手にするくらい。

 

 この記念館、建物自体が『中原中也』してる。いい感じ。建築の力は大きい。

 

 

 今回初めて知ったのだが、中也は、軍医でもあった父親の転勤について、5歳から2年余り金沢市に住んでいたという。住まいは、『野田寺町』というから、現在の私の家の近くのようだ。

 

 これは、知らなかった。もっとも、知らなくてよかった。高校時代に知っていたら、もうちょっとはまってしまっていたかもしれない。ネットなんかない時代、図書館で調べまくっていただろう、そして、ゆかりの地を巡るのに何日か費やしていたかもしれない。まあ、それにしてもせいぜいが1~2週間程度か。

 

 山口県、しばらく通うことになりそうな予感。帰りも山口宇部空港から。

 

 そういえば、山口県は、あの金子みすゞの出身でもある。夜入ったお店にパネルがかかっていた。長門市に金子みすゞ記念館があるという。今度山口県に来たら足を運んでみたい。