梅雨入りだけど、女峰山へ | 降っても晴れても

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山に登ったり走ったり、東へ西へ・・・

今年もうっとうしい季節がやってきました。冬山装備を片付けて、一度沢を登ったと思ったらもう梅雨入りですか。この週末もぱっとしない天気なので、日光連山の独立峰、女峰山に登ってきました。

霧降高原からのスタートです!

 

雨雲の切れ目に山頂が見えた!

 

【2019年6月8日】

霧降高原キスゲ平園地7:45~赤薙山9:20~2203m奥社跡10:15~女峰山12:15-35~駐車場15:55

 

今日は終日曇りで3時間くらい雨が降るという予報だった。しかし日光有料を走っていると青空が広がってきて、日光連山も姿を見せて心が浮き立ってきた。女峰山に登るのも久しぶりで、前回は9年前だった。

ところでキスゲ平園地からのコースはとても長くて、往復9時間40分というコースタイム。昔ならいざ知らず、今はちょっと引いてしまうタイムです。が、今日は夏への足慣らしということでがんばります。

いきなり1445段の階段から始まる。これもある意味恐れていたけれど、意外と登りやすかった。

ただ私は季節の変わり目のいろんな怪我からの復帰戦でもあり、トレッキグポールをついて慎重に登っていきます。

しかしよくこれだけ作ったものですね。

天国への階段を登りきったら小丸山、ここは1601m。早くも雲の中に突入した。

今日はずっとこんな天気とつきあうのか?

涼しくて気持ちの良い尾根を、ひたすら登ってゆく。単純な尾根を往復するコースなので、コースタイムに対してどれだけで登ったかというのもキーポイントになるだろう。という気持ちに反して疲労感がただよい、スローなイーブンペースが続いていった。

少しずつ植生も変わってきて、その場の雰囲気を味わいながら登った。

赤薙山山頂の鳥居。ここで2010m。そのうちに雨が、降ったりやんだりとなった。

そろそろカッパを着ますか。今シーズンから久しぶりで二人で新調したストームクルーザーです。パンツはサイドがフルジップなので、こんな着脱の多い日にはたいへん役に立つ。多少の雨も楽しくなるアイテムかもしれない。赤薙山からは尾根の険しさが増してくる。

 

やっと登場したお花たち。ヒメイワカガミが可憐に咲いていた。

色が違うけど、これもヒメイワカガミらしい。

霧に浮かぶ峰々。

気になる他の登山者だが、ペアのパーティと前後しながら行くのみで他には誰もいなかった。もっと人気があるのかと思ったが。

岩の間をすり抜けながら、

立ち止まると面白いコケがあった。これを見るといつも北斎の神奈川沖浪裏を思い出す。まるで波頭のよう。

そして待望のシャクナゲは、開く時をうかがっていた。

もうすぐ!

小さな岩稜の尾根道になった所に、「ヤハズ」という標識が立っていた。昔の人はこの岩が弓矢の矢筈に見えたのだろう。

アズマシャクナゲが、あと一歩のところ。

そして開いてました!雨に濡れながら。

地面に散り敷く花びらを見つけて、上を見たら。ミネザクラがうつむいていた。

雨もだいぶ降ってきた。山頂までたどり着けるのか?

一里ヶ曽根となり、だいぶ歩きやすくなってきた。しかし雨は冷たくて、すぐに濡れるのを覚悟の上で手袋をした。

いつしか独標も過ぎて、視界が開けても展望はない。ダケカンバの枝が寒々と伸びている。

ガレ場が現れた。フィックスロープもあり、手足を使ってよじ登る。

振り返ったら一瞬展望が開けた。このまま快方に向かうのかどうか。

やっと山頂が見えてきた。風が強くてちょっと寒い。山頂はタッチ&ゴーかなと思ったりもする。

着きました! スタートから4時間30分かかった。これが体力のバロメーターだと思えば仕方ないか!

9年前のパフォーマンスはこんなものではなかった。

女峰山は日光修験の峰入り修行である、『夏峯』(なつぶ)の行場でもある。その長大な夏峯の行程をほぼ全走破したのだった。

9日目となる最終日に女峰山に登った。秋の風が吹きすさぶ日だった。natubu-nyohousan

当家の修行は今も絶え間なく続いているわけであるが・・・

 

さて、前述のペアも無事に到着し健闘を称え合った。二組限定の女峰山であった。

山頂の風もさほどではなくて、しばし休憩することもできた。そして、下山開始。相変わらず雨が降ったりやんだり。

赤薙山を越えてくると、また少し青空が。

まだ梅雨は始まったばかりだ!

ちょっと脇道の丸山、今日は登らないよ。

名物階段を下ってゆく。下りも意外と楽だった。でも久しぶりの夏靴でのロングウォークは疲れた。

駐車場に、ゴ~ル。私は気づかなかったけれど、家内が撮った写真に雲の峰が写っていた。

これ、前穂北尾根ですね。梅雨の向こうで夏山が呼んでいる。

 

翌日へつづく