坪和寛久さんのサブチャンネル、

「坪和ひろひさ」で、

1年ぶりに「インド風景」が映し出された。

 

タイトルは、

「インドの床屋さんフルコースを楽しむ」

 

飲食店ではないけど感激した。

いつ観ても坪和さんの撮る、

インド風景は素晴らしい。

 

それが昨日のこと。

その感激の余韻が、

今日になっても続いていたのだけど、

何と今夜になってメインチャンネル、

「今日ヤバイ奴に会った」で、

こちらはいつもの、

インドの飲食店での料理の作りはじめから、

完成までを撮った動画が公開された。

 

こちらは8ヶ月ぶり。

題して、

「インドのカレーとビリヤニ欲張りセットの作り方」

チョーチョー感激!

 

それだけ感激するのは、

「今日ヤバイ奴に会った」ほど、

惚れ込んだチャンネルはないからだ。

 

前にも書いているけど、

そうなった経緯をもう1度書こう。

 

2019年、抗がん剤治療がもたらした、

「味覚障害」に僕は苦しんだ。

食べられるものは、

果物とあとほんの少しだけ。

 

体重も激減したけど、

それはさておき、とにかく体がダルいので、

仕事休みの日は1日じゅう、

布団に身を横たえて過ごした。

 

パートナーはiPadmini。

観るのはYouTube。

 

満足に食べられないので、

料理の動画を観て気をまぎらした。

いろいろ観ていると、

なぜかストリートフードを作る光景を撮った、

動画がいちばん面白く感じられた。

 

欧米、東南アジア、中国、韓国・・・

世界各地の動画を観たけど、

なかでもインド、パキスタンに惹かれた。

そしてNo.1はインド。

 

いつしか僕のYouTubeのページは、

インドのストリートフードの、

サムネイルで埋まった。

 

その中に「今日ヤバイ奴に会った」があったのだ。

もうこれしかないと思った。

映像も素晴らしいし、

何より坪和さんの、

状況に応じてつぶやかれる、

コメントのセンスの良さに心酔した。

 

週に何度も新作が公開されていた頃は、

何て幸せだったのだろうと、

何度、思ったか知れない。

もちろん今も思っている。

 

坪和さんがYouTubeを離れたのは仕方ない。

撮れるものはすべて撮ってしまった、

という「極地」にたどり着いたわけだから。

 

レトルト食品の製造・販売に精を出してもらって、

たまにインド風景をアップしてもらう。

それを期待するしかない。

 

 

『サミング・アップ』(行方昭夫訳)は、

たくさん興味深いことが書いてあったけど、

ひとつだけ。

 

モームは学生時代、

〈芸術家志望の若者たちとグループを作って

暮らしていた〉のだけど、

その仲間は〈生まれつきの才能が私よりずっと上だと

思える連中ばかり〉で、

〈彼らが易々と文を書き、絵を描き、作曲するので、

羨ましくて堪らなかった〉そうなのだ。

 

しかしそれから数10年が過ぎて、

〈今思うに、当時連中が持っていたのは若さ故の創造力に

過ぎなかったのであろう。散文や詩を書き、ピアノで

小曲を作曲して弾く、絵を描くなど、生まれつき

難なくやってのける若者は結構多いのだ〉

という考えに至っている。

 

そして、〈芸術関係で起きる悲劇の1つは、この一時的に

豊かに見える才能を誤解したため、非常に多くの若者が

芸術の道に一生を捧げようと決意することである〉

と述べている。

 

僕の場合は〈決意〉という強い気持ちを持つほど、

前向きに生きてこなかったので、

その考えには当てはまらないけど、

たしかに言えてると思った。

予備校講師をしているとき、

安直に決意した生徒を数多く見てきた。

 

 

サンフレッチェはセレッソと1-1のドロー。

今日勝てば波に乗れると思ったけど、

試合前より状況は悪化した。

 

ま、でも、そう簡単に好転はしない。

マイナス思考にならなければいい。

 

サッカーのことを最近書きすぎているので、

今日はこれだけ。