2016-10-28 19:30:00

パリ協定を棄権

テーマ:ブログ

本日の参議院本会議での採決、

 

「パリ協定の締結について承認を求める」に、

 

山本太郎は棄権致しました。

 

 

パリ協定にはもちろん賛成です。

 

しかし、政府がヤラカした国益を損なう体たらく

 

に対して、問題提起の意味を込めて棄権しました。

 

 

このパリ協定をザックリ説明すると

 

「世界共通の長期的な目標として、

 

産業革命以前に比べて平均気温上昇を2℃未満に、

 

できれば1.5℃以下に。

 

そのために世界各国で協力しましょう。」

 

というもの。

 

 

このパリ協定に至るまでの道のりで、

 

日本は世界の中心的役割を果たして来たそうです。

 

 

1997年に採択された京都議定書でも見るように、

 

率先してCo2の排出削減などを各国に訴え、

 

 今年5月の伊勢志摩サミットでも議長国として、

 

「G7 伊勢志摩首脳宣言」の中で

 

「パリ協定の 2016 年中の発効という目標に向けて取り組みつつ、同協定の可能な限り早期の批准、受諾又は承認を得るよう必要な措置をとることにコミットするとともに、全ての締約国に対し、

 

同様の対応を求める。」

 

と宣言。

 

 

今年8月、環境大臣の就任記者会見でも、

 

「日本という国は環境という分野においては世界のリーダーだと思っております。日本が率先してやらなければ、世界の温暖化対策は進んでいかないという自負を持っております」

 

といった発言からも分かるように、環境の分野において、

 

日本は牽引役を果たそうとしてきました。

 

 

しかし、その日本が、国内での条約の批准が 間に合わなかった為、

 

詳しいルール作りの席に、オブザーバーとして参加だという。

 

 

オブザーバーとは?

 

参加はできるが、議決する権利はない、と言う立場。

 

 

パリ協定は11月4日に発効することがすでに決まっている。

 

来月11月7日からモロッコのマラケッシュで始まる国連気候変動枠組条約第22回締結国会議(COP22)で、第一回のパリ協定締結国会議(CMA1)が開かれ、

 

温暖化ガスの削減目標の条件や、

 

目標が守られなかった場合の対策など、

 

詳しいルール作りが始まる見込み。

 

けど、その場で、日本に議決権は与えられない。

 

 

日本に不利益な議論や取り決めがなされたとしても、

 

異議は申し立てられません。

 

 

中心的立場、牽引役、旗ふりとして、

 

交渉を続けてきた今までの努力を潰すような状況になったのは、

 

優先順位もつけられない、判断能力がない、政府の責任。

 

 

この第一回CMA1で、

 

議決権を持つメンバーになるには、

 

10月19日までの批准が必要だった、との事。

 

 

10月11日、日本は慌てて国会に条約承認を提出。

 

本日28日、やっと参議院を通過。

 

これから衆議院で審査されるところです

 

(この条約は参議院先議)

 

 

なぜ、間に合わなかったか?

 

 

TPPに必死だったから。

 

 

G7議長国としてパリ協定の早期締結を宣言しておきながら、

 

環境分野で世界のリーダーなどと言っておきながら、

 

自国での批准は放ったらかして、TPPを最優先。

 

 

TPPを急ぐ理由があったの?

 

いいえ、ありません。

 

 

まず、TPP発効の期限、つまり締め切りは、

 

2018年までの2月まで。

 

 

TPP発効の条件は、TPP域内(参加国)の、

 

GDPの合計が、85%以上を占める6カ国以上の合意が必要。

 

ちなみにアメリカのGDPは全体の60%強。

 

 

現在、米国大統領選の候補者の2人ともがTPP反対。

 

アメリカがTPPを批准するかは、まだ分からない。

 

 

時間に余裕あるよね。

 

 

なのに、急がなきゃいけないパリ協定そっちのけで、

 

TPPに夢中になった理由は何?

 

 

最初は段階的に、最終的には大胆に規制を取っ払うTPPに、

 

「私たちは一番乗りしました!」と、

多国籍企業や大企業に対して、

 

「国富を切り売りする準備が整った」と、忠誠を誓いたかったのかな?

 

 

若しくは、ただの間抜けだったのかな?

 

 

どちらにしても、この国を貶める政府の判断に対して、

 

もう一度、問題提起する為に、棄権を選択しました。

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