ル・テアトル銀座で芝居「男の花道 」を見ました。
これは、名優の加賀屋歌右衛門と眼科医の土生玄碩（はぶ・げんせき）の男の友情を描いた物語。
「走れメロス」的なストーリーです。
中村梅雀さん、中村福助さんという豪華なダブル主演。
劇中劇では、中村福助演じる役者の生き様を堪能できて、２倍、３倍に楽しめる作品です。
この２人の歌舞伎役者に加えて、風間俊介くんが持ち味を発揮していました。
もう一人、尾上松也がワキを固めていて、歌舞伎役者とジャニーズという顔合わせです。
私が観た日は、終演後にトークショーがありました。
監督のマキノ雅彦さんは毎日のように役者さんにメールを送り、台本がそのたびに書き換えられ、日々、進歩しているお芝居なのだとか。
風間くんは、両中村さんに、「監督にいろいろ怒られていたけれども、スポンジのような吸収力でどんどん変化し成長している」とほめられていました。
思った以上に感動できる作品です。
で、あとで知ったことですが、開演前、ロビーで津川雅彦さんを見かけました。
芝居を見に来ているのかなと思ったら、マキノ雅彦＝津川雅彦さんなのですって