千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

対ドルに対する円安が加速し1ドル120円をつけた。
120円を突破すると124円まで円安が進むという
専門家の見方もある。

かつての日本の製造業は海外から材料を輸入して国内で
付加価値のある製品を製造し、それを海外に輸出する
というビジネスモデルであったが、長引く円高の時代に
製造拠点を海外に作ることによって為替によるリスクの
影響を受けない体制を構築して来た。

当初の目論見通りには行っていないようだ。
これまで描いていたシナリオとは、円安で海外における
価格競争力が高まれば、輸出が増え企業業績が改善され、
その儲けを設備投資や賃金に回すことで消費と投資が
活発になり、やがて日本経済が回復するというシナリオ
であった。

だからこ政府は円安を容認してきた。
しかし、現状は海外生産が進んでいることから輸出が
思ったように増えず、一方で原発停止の影響でLNGなどの
エネルギーの輸入量が増えている現状がある。

つまり、現時点においては為替の円安傾向が必ずしも
国内景気の浮上に寄与していないという見方だ。

逆に円安によって海外から輸入している原材料のコストが
上がりはじめ、世界的グローバル企業ではない9割以上の
国内で中小企業にとっては収益圧迫要因となっている。

つい2年前までは1ドル80円を切っていた為替も、
今日は1ドル120円をつけた。
短い機関で実に40円も円安にシフトしたことになる。

ここからは私見だが、やはりこのような為替トレンドが
続くようであればやはり輸出ビジネスが有利になると見ている。

それも商社や卸会社などの中間流通会社をいれずに、
生産者や製造メーカーが直接海外のユーザー向けに販売できる
販路を開拓することが鍵だと考えている。

先日もアゼルバイジャンを訪問し、昨年はミャンマーへも
行ってきたことが今になって新しい展開が生まれている。

海外でも非常に人気の高い日本製品やサービスを、
ちゃんとそのクールジャパンの「価値」を伝える
プロデュースをした上で直接的に海外に販売できる
チャネルを作るために現在も水面下で動いている。

まずは「千葉」で生産、製造されたものを海外に輸出する
販路を開拓することで千葉から日本を
元気にしたい。

海外は日本の商品やサービスを待っています。
中小企業の皆さん!今こそ、頑張りましょう。
全力でサポートさせていただきます。