千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする

山本直史です。

消費税を2011年代半ばまでに10%にする・・・
野田総理大臣は「改革に不退転の決意で臨む」と強い意欲を示した。

歴代内閣がなかなか進めることの出来なかった
大きな山を越えられるのか。

「税と社会保障の一体改革」は改革を先延ばしにすればするだけ、
その後の痛みが大きくなる。

しかし、この改革は本当に厳しい改革になるだろう。
不景気な社会情勢の中で消費税を段階的に10%に上げる。
同時に、年金・医療・介護の改革を行うのだ。

これは相当の反発が予想される。
「財政再建は理解できるが、俺の年金は別だ」
などの声が聞こえてきそうだ。

改革とは今までバランスを欠いていた部分、
知らず知らずに優遇されていた部分に
メスを入れるわけだから、痛みは必ず伴う。

当然、「増税の前にやるべきことがある」と
行財政改革や公務員改革に議論は飛び火するだろう。

僕は、行財政改革も公務員改革も税と社会保障の一体改革も
どれも全て勇気を持って「前に」進めなければならないと考えている。

それほど、日本が直面する少子高齢化の影響が大きい。
生産年齢人口と呼ばれる「働く世代」が減ってくるからだ。
これからは税金を納める人が減り、税金を使う人が増える社会だ。

このままで改革を先延ばししていては、
子どもたちに夢と希望の溢れる持続可能は社会を
残せないと本当に危惧している。

しかし本当の答えは、
「きっと誰かがやってくれる」
「これが国民の権利だ」
「これは当たり前だ」とする依存型社会を

自分たちの地域は自分たちで住み良い街にしようとする
「主体的市民」による自立型社会を目指さなければ
本当の持続可能な社会は来ない。

野田総理大臣の「不退転の決意」が揺らがないことを願っている。