令和考92 トラウマに翻弄されてはいないか? | 山本法乗オフィシャルブログ「点圧セラピー公式サイト」Powered by Ameba

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令和考92

「トラウマに翻弄されてはいないか?」

 

 

意識の中に

トラウマを抱えている人は、

一度、子供時代まで

フィードバックして、

子供の頃、

あなたの身に何が起きたか、

注意深く観察していくとよいだろう。

 

 

 

トラウマの原因は、

親や兄弟が

何気なく発したひと言であったり、

友だちから投げかけられた

言葉であったりする。

 

 

 

あなたの心を傷つけた人は、

とうの昔に、

そんなことがあったことすら、

覚えていないことが多い。

 

 

 

しかし、

言われたあなたとしては、

その言葉や仕打ちが、

いつまでも子供心に突き刺さって、

大人になっても

抜けずに引き摺っている。

 

 

 

いじめの問題にしても、

同じことが言える。

 

 

 

いじめられた側は悔しくて、

いつまでも覚えているものだが、

いじめた側の人間は、

何年か経って環境が変わると、

いじめたことさえ忘れていることが多い。

 

 

 

ボクシングの

元世界フライ級チャンピオン

内藤大助さんは、

中学時代に凄絶ないじめに遭い、

彼らを見返すために

ボクシングを習ったと言う。

 

 

 

そして、

日本タイトル戦や

東洋太平洋タイトル戦の頃には、

郷里の北海道から、

かつてのいじめっ子の同級生たちが、

大挙して応援に駆け付けることになった。

 

 

 

その後の祝勝会の席で、

中学時代のいじめを同級生たちに話すと、

彼らはそのことをまったく覚えておらず、

その事実を知って、

大変ショックを覚えたと言っていた。

 

 

 

内藤選手の場合は、

いじめを逆手にとって

ボクシングの世界で

チャンピオンベルトを手にしたのだから、

成功した部類に入るだろう。

 

 

 

しかし、

内藤選手の例からも分かるように、

人は、何十年も経てば、

自分のしたことさえ

忘れているものなのである。

 

 

 

あなたも、

抱えているトラウマに

振り回されずに、

希望のある人生を

歩んでいただきたい。

 

 

 

トラウマに振り回されて、

意識の傷を大事に抱えて生きるのか、

 

 

 

それとも、

人の心は移ろいやすいものだから、

いつまでも拘っていては

自分の人生は暗くなるばかりだと考えて、

前を向いて生きるのがよいのか、

あなたはどちらを選ぶだろうか。

 

 

 

「すべては、時が解決してくれる」

という言葉があるが、

あなたがいつまでも

トラウマに振り回わされていては、

この言葉は、永久に死語のままである。

 

 

 

人を、恨まず、憎まず、妬まず、

前向きに明るく生きて行こう、

と決心することによって、

あなたの前に福音は訪れるだろう。