9月1日の夫の告白から9月5日の別れまでの5日間。
すごく辛かった…

この5日間で
『リコちゃんは強いね』
『何でそんなふうに言えるの…あなたはすごいね』
『あなたが頼り』
と言われてきました。

全然違う。
私は強くなんてない。すごくもない。
ただ、
私は夫と一緒に居られるためにはどうしたらいいか、彼女に堕胎してもらうにはどうアプローチしたらいいか、後腐れなく別れてもらうためには…と、計算高く一番の被害者であることを一番の強みにして、したたかに動いていただけです。

でも本当は、弱くて自分に自信のない小っちゃい人間です。もぅ精一杯だったかなと思います。やっと少しは力を抜けるかな…。

最後の日、朝から夕方までの時間が異様に長く感じ、吐き気と動悸と焦燥感で気が狂いそうでした。

彼女の家から帰ってきた夫を玄関先で迎え、『おかえりなさい』と抱き合います。
『ごめんね…心配かけたね…』と半泣きで微笑む夫がとてもカッコ悪く見えました。

こんなにカッコ悪い夫を好きな私も、大分おバカでカッコ悪いけど、私頑張ったなと…誰も褒めてくれないので自分で褒めてあげます。

とりあえず、一番大きな山は越えました。
これからこの事に関しての、これ以上に大きな険しい山はないでしょう。
だって同じ山は2度とは登らないもの。2度目はない。その時はサヨナラの時。

だから大丈夫。
頑張れる。
幸せになるもならないも私の心次第だ! 
私や家族が幸せになるために前を向いて歩こう!!と自分に言い聞かせました。


夜、夫から
『指輪がね、結婚指輪が出来上がったって、お店から電話があったんだ。
本当に…あの時指輪を作っておいて良かった…。やり直そうね、結婚記念日、やり直そうね。』

笑い泣きしながら、私の手を取り言ってくれました。その言葉に嘘はないと思います。

失踪した3日間では、自殺するつもりで私へ離婚するとLINEをし、結婚指輪を投げ捨て、でも死に切れず、追ってきた彼女と過ごしながらも、自分の居場所は彼女の元ではなく家族の元である…と彼女から殴られながら別れてきた夫。

カッコ悪過ぎる…。

8月15日は、私にバレることなく彼女と別れたつもりになって、私との結婚指輪を作っていたのでした。
彼女の妊娠を知ったのは、その10日後くらいです。

結婚指輪を作りたい。
それは、元々やり直す意志があった時期の夫の気持ちです。
『俺の居場所はここだとわかった』


その後いろいろあったけど、リセットしてやり直したい。

現実に夫は私の傍にいる。
自分で選んで戻ってきてくれた。
私たち家族は選ばれたの。
私も夫との再出発を選んだの。
片想いの頃、恋人同士の頃に戻って、ゆっくり時間をかけながら、夫婦関係を再構築させるんだ。
焦らずゆっくり…。

私はそう思っています。



今のところウインク