フランスのホテルに着いて翌朝。
ホテルの部屋のカーテンを開けたらこんな景色でした。
実は前日のルクセンブルグからこのホテルまでの道のりも、Romainの友人の
働くホンダディーラーにいったり、他にも色々あるのだけど
天気があまり良くなくて、というより雨風が強くって、車の写真を殆んど撮ってない。
なので・・・いきなり翌朝から行きましょう。
なんかね、ドイツ文化圏は建物とか町の雰囲気がシャッキとしているのに対して
一旦国境を越えてフランスに入るとダルんダルんな雰囲気になります。
何がどう違うと言われれば難しいのだけど、はっきりとそれは、地元民ですら解っているのだとか・・・
たまたま、そのホテルは駅の真正面にありまして、
もちろん、おいらの宿泊プランに朝食などついている訳もなく・・・
朝一のコーヒーを求めて駅周辺を散歩してみました。
ヨーロッパの街では、わりと公共交通機関として路面電車が走っています。
トラムというのだけど、その街ごとに電車のデザインが違ってて面白いんです。
日本は路面電車殆んどなくなっちゃいましたよね・・・
なんでだろ?
駅のコンビニでコーヒーを買ってプラットホームのほうへ
基本的に地下鉄とか以外は改札口というのがなく、ホームには出入り自由になってたりします。
なので見送りの人は入場券を買う必要がありません。
そういえば昔見た映画って、電車の駅でお別れシーンって良くありましたよね。
鉄道好きのおいらとしては、この人たち入場券買ったのかな?とか疑問に思ったものです。
この電車、行くでも戻るでもなく、長い時間停車中。
数分おきに電車のやってくる日本の通勤ラッシュのような雰囲気は全くありません。
お~い、やる気あるんか~い?
この街、全体、居る人全てがちょっとやる気がない感じがまさしくフランス。
そのフランスを代表する変態的ホンダマニアのRomain。
5年ほど前でしたっけ、テレビ番組、Youは日本で何するの?の取材班を引き連れて
RFYへ訪れた人です。
今は何をやっているのかと言うと、スプーンの代理店をやってたり、ホンダ旧車クラブの
お手伝いをしたり、車のデザインスクールで生徒を教えたりしています。
その彼が、おいらを連れて行ってくれた場所は、えっ?またカート場かいっ?
なんと屋内外に2つのコースがある、結構大きいレンタルカートレース場なのです。
結構コースも長くて整備されてる、まあ一つのレジャー施設的な感じかも。
ヘルメットもスーツも何も持たず、手ぶらで行けるのはいいですよね。
6~7台の知らないフランス人たちと、おいら、Romainでレースを楽しみ・・・
えっ?リザルトはって?
おいらは2位でした。
そらね・・・いきなり来て地元の走りこんでる人に勝てるほど甘くはないのですよ。
そして軽い筈が結構、重い昼食を楽しみ・・・
こうやってブログを書いてるとまるで仕事をしに来たという風に見えないと思いますが
それは、あくまでワザとそういう風に書いてると言うことを、ご理解くださいね。
さて、Romainの自宅にて
レストアを待つ懐かしいシビック・・・
何故かこういう古い車のレストアを趣味としてやる人たちって、実際に出来るわけないやん?って
くらいの台数を集める人が多いように思うのだけど・・・
そこは、あまり深堀りするのはタブーです。
物置きから出てきたコレ。
名称は解りませんが、むっちゃ小さかったときコレ持ってました。
ブルーのやつです。
後ろのT字金具をけって前に進むやつです。
ということは・・・40年以上前の骨とう品ということになるのでしょうか?
もちろん、そんな昔のことは正確に覚えていませんが、何かのくじ引きのようなもので
貰って、親父が貸せっていってバビューンと凄い勢いで進んで
その瞬間、チェーンが切れて終了。
号泣したような気がします。
へえ・・・ホンダ製だったんだ。
ちなみに、その近所の写真です。
いやあ~このコンパクトカーのヘンテコ感、たまりませんね~
近所の商店。
実際の、あのやる気い雰囲気が、ちょっと写真では伝わりにくいのだけど・・・
たまに、その、あまりセカセカ頑張らなくって良い空気の中に自分の身を置くって
いいのかもしれません。
でも、毎日だと辛いかもしれないなあ~。
あっ!それかフランス人に日本好きが多い理由は!
ちょっと気付いたのでした。
夜は、S2000乗りデザイナーの先生レイミを交えて
数年ぶりの再開に話がはずむのでした。
夜はどんどん更けて行き
明日は、
ベルギーブリュッセルからロッテルダムへ・・・
つづく