こんにちは。
「ITコンシェルジュ」こと、
UTソリューションズ 吉川です。

 

大谷翔平が学んだ「花巻東野球部の佐々木監督とは?」その1 は昨日公開しました。

 

我々ビジネスマンにも学ぶべきところがたくさんあります。

今日はその続きからです。

 

(2)そこまで言い切る野球指導者も珍しいのでは。まして高校野球の強豪校を率いているのに。

 

佐々木:筋肉は年を取れば落ちますが、知識や知恵は一生使えます。

だから私は、野球部員に勉強の成績も厳しく問うし、人として正しい考え方を持つようにしっかり育てる。

そうすれば

「我が子を花巻東の野球部に入れたい」

という親が増えるはずだ

と考えました。

 

 最初に取り組んだのは企業に求められる人材をつくることでした。

「佐々木の教え子は出来がいい」

と信頼されるようにならないといけない。

 

野球部員を教育し、

一方でたくさんの企業経営者に会い、

私自身を売り込みました。

 

無理して地元で

一番いいすし屋のカウンターに座り、

そこに来る経営者の方たちと面識も持った。

 

※すごい努力ですね。

 

 大学進学率も上げました。その頃、学校が特別進学クラスを設け、私の何倍もの給与待遇で新しい教師を招いた。

 

悔しくてね。「特進クラスより先に野球部から東京六大学や国立大学に行くぞ」と部員にハッパを掛け、実現しました。

 

花巻東の野球部に行けば、

1)地元のいい会社に就職できる。

2)希望する大学にも行ける。

3)社会人や大学で野球を続けることもできる。

 

出口戦略に力を入れると、人が流れ出しました。

野球のうまい子が入部するようになった。

 

◆ゴールから逆算する

具体的に生徒をどう教育すると、野球がうまくなり勉強もできるようになるのですか。

 

佐々木:目標達成の方法を教えました。一人一人に高いゴールを設定させる。

そこから逆算し、今日何をすればゴールに近づけるかを考えさせるのです。

 

※SDGsでも採用されている、バックキャスティング方式ですね。

 

 朝8時から30分間をそれ専用の時間に充てています。

 

大会優勝や大学合格などの目標を見据え、

昨日の反省点と改善点、今日の目標と決意、

やることとやらないこと、

「今日のライバル」は誰か、

などを一人一人に記入してもらう。

 

 記入用紙は「練習哲学」から始まる

「 Hanamaki Higashi Baseball team Philosophy abcd 」

(花巻東野球部フィロソフィ)」という冊子に挟んでいます。     

冊子は毎年4月の新学期が始まるタイミングで野球部全員に配布します。

 

 日々何をどう頑張るのか

という意識をはっきり持つことで、

目標に確実に近づいていく。

 

がむしゃらはダメです。

 

 

(3)フィロソフィを少し見せていただけますか。

大谷選手の高校時代の「目標達成シート」もありますね。

プロ8球団からドラフト1位指名を受けること

を目標に掲げ、そのために必要な練習や

心構えなどを書き出している。

 

佐々木:大谷の目標達成シートは見本として、全部員のフィロソフィに挟み込んでいます。

しかしこの目標達成シートだけで人が変わるわけがない。あらゆる手を使うのです。

 

※花巻東高校の野球部が採用し、大谷選手も使った「マンダラチャート」ですね。

 

絵の解説:黒板の上には優勝シーンばかりを集めた写真を貼っている。

甲子園優勝に向けたイメージトレーニングのためだ

 

 (インタビューを受けている)この教室は、野球部員だけで構成する1年生のクラスで、野球部のコーチが担任を務めています。

 

壁に、甲子園優勝校が優勝を決めた瞬間の写真を貼ってイメージトレーニングをしたり(上写真)、日本一に近づくための計算式を書かせたりしていますね(下写真)。

いずれもコーチ自身が考えたものです。

 

絵の解説:インタビューをした教室には四方すべてに、目標を達成するためのいろいろな仕掛けがちりばめられていた

 

 学業の試験結果のランキングも名前入りで壁に張ってある。

会社の売り上げもそうですが、

数字で示すことに意味がある。

 

目指す数字と現在地の数字があるから、

人はそこに向かうのです。

 

 だから、親御さんには入学前に「うちは成績を張り出します」と同意を取ります。

「さらし者にするためではない。成績が下の生徒を上げるために、成績が上の生徒の意識をさらに高めるために成績を出させてください。

 

それで確実に成績は伸びます。

公開されるのが嫌なら、うちの野球部には入らないでください」。

そう話せば、皆さん納得してくれます。

 

 2021年の春には、野球部から東京大学合格者が出たんですよ。

1956年の開校以来、初の東大合格者です。

 

※佐々木監督・・・学校にも勝ちましたね。

すごい監督です。

 

※吉川コメントです。

 

弊社は、システム開発事業を行っています。

食品メーカーの受注管理システム、

建設会社の原価管理システム、

などの業務管理システム開発が得意です。

 

開発ソフトはFileMakerを採用することで、

高品質・迅速納期・良心的価格を実現できました。

https://www.ut-s.net/filemaker

 

来季の経営計画(2022/10~)にはマンダラチャートを採用します。

 

今日も最後までお読みいただきまして

ありがとうございました。