こんにちは。
「ITコンシェルジュ」こと、
UTソリューションズ 吉川です。
◆一流のビジネスパーソンはいかにして問題解決の糸口を見出したか?
ビル・ゲイツ、松下幸之助、本田宗一郎、孫正義。昔の人間では武田信玄や秀吉の知恵袋と言われた軍師、黒田官兵衛も。
みな『孫子』を確実に読んでいた。
さらにフランスの皇帝ナポレオンですら『孫子』を読んでいた
のではないかとの伝説がある。
これほどまでに世界に大きな影響を与えたとは驚きである。最強の兵法書『孫子』。
この時代でも一流の経営者は『孫子』を熟読していることがよくあります。
しかし疑問も残ります。
『孫子』は、2500年前に書かれました。
これが現代の私たちには役に立つのか?ならば一流の人物は、『孫子』からいったい何を学んでいるのか?
結論を先に言ってしまえば、それは
リスクと挑戦のバランス感覚
にあるのです。
「最高の戦い方は、事前に敵の意図を見破ってこれを封じることである。
これに次ぐのは、敵の同盟関係を分断して孤立させること。
最低の策は、城攻めに訴えることである」
(引用『孫子・呉子』守屋洋・守屋淳 プレジデント社より)
孫子がリスクを強く意識した思想を持っていたのです。
あらゆる挑戦と競争が、リスクを持つ存在であると分かっていました。
しかしあえて挑戦するならどうすべきか、
まさに
リーダーが決断すべき「前進」と「危機管理」を
バランスよく行うための、極めて優れた指針が
孫子には含まれているのです。
◆生き残る人の選択肢を見つける5つの方法
「もうダメだ!」とすぐにリーダーが諦めてしまっては、周囲や組織は困惑します。
しかし『孫子』は、単に勇猛果敢でなんにでも恐怖を感じるな!当たって砕けろと言っているわけではないことに注目してください。
誰でも怖いのです、誰でも精神的にへこむのです。優れた将軍でも、優れた軍師でもこれは同じです。では違いはどこにあるのか?
最大の違いは、彼らが問題に対して複数の選択肢を見つける能力と気概を持つことです。
問題の解決策は、常に一つではありません。
選択肢が一つしか思いつかない人は、それがダメならすぐに行き詰まります。
それで簡単に「もうダメだ!」となる。
つまり、選択肢を見つけられるかどうかが勝負なのです。
問題に直面して困ったとき、あなたはどんな対策をすることで選択肢を見つけますか。
プライベートや人生そのものの問題を解決する時にも、『孫子』の描く問題解決の指針は、私たちを救ってくれる絶大な効果を発揮します。
◆【孫子に学ぶ選択肢を見つける5つの方法】
(1)別の専門知識を持つ人を
探して味方にする
(2)自分のくだらないプライドを
ばっさり捨てる
(3)あなたが必要なものを、
豊富に持つ人に泣きつく
(4)所属する組織を変える、
生きる場所を変える
(5)無能な上司を見限る、
とばっちりを受けない場所まで逃げる
兵法書『孫子』は古代中国の呉で将軍となった孫武(そんぶ)によって書かれました。
彼を呉王に推挙した伍子胥(ごししょ)という人は、楚の国で政敵に父と兄を殺されて、復讐のため呉に逃げて呉王の右腕になった人物です。
最強の兵法書『孫子』を学ぶ者にとっては、時に逃げることさえ最高の選択肢です。
「国は亡べばおしまいであり、人は死ねば生き返らない」と孫子は述べていますが、
逆に勝負を避けて一時的に敗者になっても、
逃げることで再起ができ、
復活も可能になるからです。
大切なのは、逃げるということも含めて選択肢を多く持つ精神的な余裕なのです。
◆問題につまずく人、踏み台にできる人
ビジネスでも人生でも「目標→問題→解決策」の3つは1つのセットであり、このバランスが取れている人が成功や勝利、幸せをどんどん手に入れていきます。
しかし、そうでない人は指を咥えて他人を羨ましそうにみている残念な人生を送ります。
しかし生まれながらに誰もが強力な問題解決策を持っているとは限りません。
細くて弱い解決策しか持たない人はどうすればよいのか。
問題を前に絶望して、すべてを諦めるべきなのか。
『孫子』の著者の孫武なら、そのような悩みを聞いて大笑いするでしょう。
なぜなら解決策は、
自分だけに頼り切る必要がなく、
他人の力を借りる方法を考えてもよいからです。
逆に解決策の力が大きくなれば、狙う獲物である目標を膨らませることも可能です。
釣竿と獲物である魚の大きさはバランスであり、強力な釣竿なら巨大魚を狙うことも十二分に可能だからです。
※DIAMOND onlineより一部を再編集しています。
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今迄、孫子の存在は知っていました。また一流の経営者の多くが孫子について学んでいることも聞いています。
たくさんの選択肢を持つことが、どんな状況においてもあきらめることなく乗り切れるということですね。
そして、我々の誰でもできることは
・・・ピンチになった時に初めて対応策を考えるのはダメだということです。
好調な時、ピンチでない時・・・精神的に余裕がある時、色々と考える時間がある時に、
・もし〇〇がうまくいいかなったらどうするか?
・もし□□がダメだったら、☆☆の作戦でいこう というように準備しておくことです。
プラス思考の人間とは、万が一のことも考え対策を準備できる人です。
ビジネスマンは、大いに孫子についてもっともっと学ぶべきですね。
今日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。