こんにちは。
「ITコンシェルジュ」こと、
UTソリューションズ 吉川です。

 

「SDGsで新たなビジネスチャンスを創る」として①を書きました。

今日はその②です。

 

システム会社でありながら、SDGsを強力に推進している会社をご紹介します。

ワイルドディープ株式会社です。

 

こちらの荒深(あらふか)社長は、会社員時代にITコンサルティングで培ったシステム開発の経験を活かし、産業廃棄物の適正処理やリサイクルを推進するマッチングサイトを開発しました。

 

SDGs17の目標の中では、

12番目になる「つくる責任、つかう責任」

の達成を目指しています。

 

総合情報サイト

「RECYCLE HUB」(リサイクルハブ)

を運営しています。

持続化可能な消費と生産に取り組むサイトです。

 

今では1万社をこえる廃棄物処理・リサイクル業者が登録しています。

1)廃棄物の種類ごとにスピーディーに見積比較ができます。

2)発注から処理までがネットで完結出来ます。

3)再資源化できる廃棄物にはリサイクルの提案も行います。

 

廃棄物を出す企業 ←→ 処理をする企業 

双方に

「安心・安全・割安」の提供が強みです。

 

◆事業のきっかけは、12歳の女の子のスピーチ

しかしながら、なぜ一流の大手企業をやめてまでこの事業をはじめたのか?

 

1992年に開催された「リオ地球サミットで、当時12歳のセヴァン・スズキさんの「伝説のスピーチ」と言われる動画に大きく心を揺さぶられたのです。

 

『どうやって直すのかわからないものを壊し続けるのは、もうやめてください』という演説です。


地球環境について訴える彼女の言葉に感動し、それまで他人事だった環境問題をはじめて『自分事』として捉えるようになりました。と話します。

 

それから10年後の2015年に一念発起して独立したのです。

「RECYCLE HUB」(リサイクルハブ)

を開設したものの、なかなかアクセス数も伸びず、試行錯誤の繰り返しだったそうです。

 

「積極的に工場や飲食店などに営業に行きました。徐々に利用者も増え、現在では月間20万ページビューがあります」

 

荒深社長はそれだけではなく、近年、好評を博しているサービスに、「SDGsレポート」も提供しています。

 

たとえば、顧客である飲食店から使用済み廃食油を引き取ると、バイオマスエネルギーや家畜の飼料として再利用できるのです。

 

排出した産業廃棄物が、どの程度再資源化され、CO2の削減に役立ったかを具体的に数値化して記載したレポートを渡しています。

 

受取った顧客は自社が環境問題の改善に貢献しているという実感を得て、SDGsへの意識が高まっていくと言います。

 

「まだまだ、周知が充分ではなく、自社とは無関係だと考える経営者は多いと思います。


しかし17個の目標の内容を学んでいただき、自社がどの分野に取り組みやすいかを紐づけていけば、必ずビジネスチャンスにつなげられるはずです」と。

 

SDGsと自社の事業・・・ここにビジネスチャンスがあるとするならば、しっかりと学び、しっかりと取り組んでみようではありませんか?

 

◆今後の荒深社長の展望

悪戦苦闘はあったものの、順調に業績を伸ばしている同社。

 

環境問題は、さらに深刻化しています。

今後は産業廃棄物の回収から処理まで一貫したサービスを考えているようです。

 

また、世界に目を向ければ、新興国のゴミの量が増え続けているため、同社のノウハウを生かし、海外進出も視野に入れています。

 

「それには、既存の廃棄物処理施設をM&Aで入手方法を考えてます。


今後ますますSDGsへの意識が高まってくるはずです。そうなればもっと自社の取り組みは注目を集められると思います。


“産業廃棄物処理といえば、

「RECYCLE HUB」” 

といわれるような、

業界のトップブランドにすることが目標です。」

 

それにしても12歳の女の子の演説から

始まってここまで来たのですね。

環境問題に対する真摯な思いは何年

たっても全くぶれることなく。

 

SDGsにビジネスチャンスがあるというなら、今日の成功事例では、

・SDGs17の目標と自社とのかかわり

・マッチング

私はこの2つがキーワードとして感じました。

 

◆弊社・・・

(株)UTソリューションズのSDGs 取組み

弊社ではSDGs17の目標のうち、

8番目と9番目が取り組むべき対象と考えてます。


さらにこの2つにおいて、

具体的にどんなビジネスになるのか、

もっともっと研究していきたいと思いました。

 

みなさんも自社にとっては何か?を考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

今日も最後までお読みいただきまして

ありがとうございました。