先週は、日経平均が先々週の高値から足踏み状態、中国株は不動産バブル崩壊などの影響で低迷気味な中、NYダウは連日の史上最高値更新と絶好調だった。

 

為替は、豪米の経済指標に弱い結果が目立ち、米早期利下げ観測などからドル円・豪ドル揃って週始めの高値からダウントレンドが続いていたところ、週末になって米雇用者数や平均時給、ミシガン大学消費者態度指数・確報値の強い結果を受けてムードが一転。ドル円は日通し安値から2円以上も急騰して、ドル円・豪ドル揃って反発して終った。

 

1月末に発表された日銀金融政策決定会合の主な意見で早期のマイナス金利解除が示唆され、弱い経済指標から米早期利下げ観測が高まり、日米金利差縮小観測からドル売りが進んでいたところのサプライズで、ドル円の買戻しが一気に行われて、この勢いでドル円が年初来高値を更新と行きたいところだけど・・

 

週末には米地銀の弱い決算などで金融不安が再燃、米軍の報復攻撃激化で中東の地政学的リスクが高まり、有事の円買いでドル売りの可能性も出てきて、金融業界に弱い決算が続くなどすれば大幅な調整売りも予想され、突然の動きに慌てないよう注意が必要。キョロキョロ

 

今週は、ISM非製造業景況指数(総合)、豪準備銀行・政策金利発表、中国消費者・生産者物価指数などがポイントで、特に今日24時のISM非製造業景況指数(総合)に注目が集まるところ。

 

今日は、9時半の豪貿易収支と、10時45分の(中) 1月 Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)で、豪ドル主体に多少動いてからは小動きが続き、24時のISM非製造業景況指数(総合)の発表で、ドル主体に一荒れすると見て、今日の予想は、ドル円147.80~148.80、豪ドル96.10~97.10くらいかな。クローバー