五木寛之の「風の王国」全3巻、リリース! | イージー・ゴーイング 山川健一
2006-12-07 18:54:54

五木寛之の「風の王国」全3巻、リリース!

テーマ:アメーバブックス編集長日記

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五木 寛之
風の王国 第一巻 翔ぶ女


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五木 寛之
風の王国 第二巻 幻の族


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五木 寛之
風の王国 第三巻 浪の魂



 ぼくが編集長をつとめるアメーバブックスでは、12月12日に、五木寛之氏の「風の王国」を全3巻で出版します。
 五木さんが加筆というか改訂し、「今の若い人たちにも読んでほしい」ということで、横組です。

 最初に六本木のキャンティでそれを聞いた担当編集者のSさんは「あり得ません!」と絶句。
 ぼくも「マジですか!」と絶句した次第。

 「風の王国」はまちがいなく五木寛之の最高傑作であり、それを横組で出すなんて、まさに驚天動地だよね。
 
 この長編小説は、サンカと呼ばれる流浪の民をモチーフにした、日本人の歴史観を覆す内容だ。最初にこの小説が刊行されたことがきっかけになり、サンカの末裔の方がカミングアウトされた。いわば、フィクションが現実に先行した形だ。目に見えている世界だけがリアルではないということだろう。
 
 地下の水脈のようにつながるネットワークは、じつはインターネット上のブログや SNSに相通じるものがあり、そういう意味では非常に今日的でもある。五木寛之氏には「鳥の歌」という作品もあるが、あそこで描かれたネットワークも今ならインターネット上に潜伏するはずだという気がする。
 
 「風の王国」で描かれた流浪の民の DNAが、たとえばブログ上の感想や書評という形で時間と空間を超えてバトンタッチしていけばいいな……と思い、ぼくはこの文章を書いているわけです。
 
 まあ、そういうこととは関係なしに、一種のファンタジー小説、あるいは日本版の「ダ・ヴィンチ・コード」としても読める。
 
 皆さん、是非ともご一読ください。

※ 定価は各巻1000円です。 

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