下の「はるかりん」の記事にコメント下さったみなさんへのレスです。 | イージー・ゴーイング 山川健一
2006-06-20 20:14:08

下の「はるかりん」の記事にコメント下さったみなさんへのレスです。

テーマ:イージー・ゴーイング
financial-benefit さんへ。ジョージの死は、彼らしいと言えばそれまでだけど、悲しかったですね。

ヲチャ さんへ。引用されている「636 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!」のコメントですが、残念ながら著者の中川はるかさんとは、まだお会いできていません。もちろん会って打ち合わせしたほうがいいに決まっており、その旨先方にメールでお願いしているのが現状です。ただ、会えないから出版できない、とぼくは考えてはいません。海外に住んでおられる著者とか、他にもさまざまな理由で著者に会わないまま出版するケースはあるだろうと思います。「何でグレーなままなんだ? 」とのコメントに関してですが、書籍「はるかりん」は、前述したように「創作として書籍化したもの」であると明確に表明します。つまり、「グレーではない」ということです。
ブログ「性転換ドキュメンタリーBlog」は、初出がたまたまそこであったということです。400字詰め原稿用紙に万年筆で書かれた生原稿や、雑誌に掲載された原稿が書籍になる場合と同じです。その「性転換ドキュメンタリーBlog」そのものがノンフィクションなのかフィクションなのかということまでは、ぼくには判断できません。ブログと書籍は別物なのです。

「フィクションであると明示してほしかった」さんへ。「元になったブログはドキュメンタリーだけど、本はそれに加筆修正しているから創作だよと取れてしまう表現は、いかがかと思います」とのご指摘、なるほどなと思いました。ただ、繰り返しになりますがブログと書籍は別物で、ぼくが意見を述べることができるのはあくまでも書籍だけで、ブログについて何かを言う資格はないのです。あ、アメブロとアメーバブックスは別会社です。

一人の名無しさんへ。明治の近代化以降、文学とは知識人が大衆を教え諭すものでした。二葉亭四迷からはじまり、漱石にしても鴎外にしてもそうで、だから大衆は「むずかしいな」と思いながらも頑張って理解しようと努力したのです。ところがインターネットが登場し、多くの人々が文学というものを知識人から奪取しオーディエンスに解放しつつあるのだとぼくは思います。それが、ぼくがアメーバブックスを設立した大きな背景にもなっています。今、ものすごい勢いで文学の揺り戻し現象、いわば文学の「万葉集」返りが始まっているのだという気がします。「はるかりん」が「人物の心理描写は薄いし会話も軽薄」だというご指摘ですが、ただそこには知識人としての小説家が書いた作品にはないリアリティ、新しい価値があるのではないでしょうか。もちろん、ぼくは文学を馬鹿にしてるわけではありません。その新しい可能性、未知の地平を切り拓きたいと願っています。蛇足ながら、ぼくはそれを勝手に「ブログ文学」だと言ってます。

「ある性同一性障害当事者」さんへ。お気持ちは、よく理解できるつもりです。ただ、「はるかりん」をそのような事情でフィクションとしても出版できないということになれば、太宰治の「人間失格」やぼくの「ロックス」も、薬物を扱っているということで出版できなくなってしまうのではないでしょうか。難しいのかもしれませんが、ぼくとしてはそのことを、どうかご理解いただきたいと思うのです。

Mr.Kiteさんへ。「創作として書籍化したものです」という一文で、書籍としての「はるかりん」がフィクションであると表明したわけです。

kimitoki さんへ。「カナリア」を評価してくださり、ありがとうございます。最近あれを読んだという複数の女子中学生の方からメールをもらい、作者としては複雑な心境になりました。「はるかりん」の出版が孕む問題と似たような問題を孕んでいるわけで、でも書く時にはそういうことは頭から消え去り、その世界に没頭してしまうのですが。ちなみに、「カナリア」というのは初出が「S&M スナイパー」の、マゾヒストが主人公の長編小説です。

「通りすがり」さんへ。「出版間近ですので、急遽ネット上だけでも構いません。ブログ・本がフィクションであるか否かをハッキリと明記することはできませんか?」とのことですが、繰り返しになりますが本のほうはフィクションとして出版します。ただブログのほうはぼくの守備範囲外なのです。ご理解ください。「知らなかった」「本当だと思ってた」「これから気をつける」と言って問題を曖昧にするのではなく、「はるかりん」をはじめブログ発のストーリィについて今後アメーバブックスは「創作」であると積極的に位置づけ、ブログ文学の誕生に微力ながら寄与していこうと思ってます。

「馬鹿ですか?」というハンドルネームは、礼儀を欠いていると思いますが、いかがですか?

「ある性同一性障害当事者」さんへ。アメーバブックスとアメブロは別会社で、当社は別にアメブロのコンテンツを書籍化するための会社ではありません。他社のブログや持ち込み原稿なども、積極的にチェックしております。アメブロに関する事柄は、これも繰り返しになりますが、ぼくの守備範囲外なのです。

n さんへ。「女性ホルモンは、有害な薬です」というご指摘は、他にもメールでいただいており、ぼくがもっとも深刻に受け止めたのもこのことと、それでもこの薬を必要としている方々に迷惑がかかるのではないか、という2つの指摘でした。それで、タイトルを変更しフィクションとして出版することを決めたのです。

sora さんへ。何度も同じことを書くようですが、ブログがノンフィクションであるかどうか、ぼくにはわかりません。何度も読み返してはみたのですが、最終的に判断しきれませんでした。その際、巨大掲示板を参考にさせていただきました。こうした経緯を経て、書籍は「創作」であると明記することにしたわけです。

山川健一さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります