昨日新宿のライブハウスのネイキットロフトで、「ル-ツコザ」という

沖縄音楽のメッカ・コザ出身の若手ミュージシャンンたちによるライブがありました。

主催は店長の上江州君。彼も沖縄出身のさわやかBOY。


出演は、玉城まさゆきさん、ケ-シ-さん、zokaさん。

玉城まさゆき http://homepage3.nifty.com/rbc/koza.html

zoka(兼田優一)http://www.actiblog.com/hadaka/

ケーシーさんは、HPをみつけられなかったわ。


コザというのは、沖縄本島の真ん中の沖縄市(コザ)、嘉手納空軍基地の門前町で、ほとんとアメリカ!

日本人と外人の比率が5:5くらいの町です。

なぜかインド人が多くてインド人が洋服屋をやっているんです。

中国人も韓国人もフィリピン人も、たくさん住んでいて、チャンプルーの町なんです。



♪ロックにシマウタ、ラップにレゲエ

 わったーシマや コザの町 

 チャンポンチャンプルー あめりか通り♪ (ネーネーズ「あめりか通り」)


ありとあらゆる音楽が流れていて、ライブハウスがひしめいていて、

コザの人には音楽をやっている人が、とっても多いんですね。

民謡の有名な人も、ほとんどコザの人。


いわゆる沖縄ロック、というわれるのは、ほとんどコザのもので、


歴史をたどれは、ロックは、1970年代の「紫」、ディープパープルよりディープパープルらしい演奏をするバンドといわれてました。1978年のミュージックマガジンの日本のロックバンド人気投票で、サザンを抜いて、圧倒的に1位を誇るという、伝説のモンスターハードロックバンドが、コザを代表するバンドですね。

それから、過激なパフォーマンスと熱いライブのコンディショングリーン。彼らはいきなり、全米デビューしたことがあるんですけど、日本のロックシーンと全く違って、アメリカそのもののROCK!

ともかくすごいの。熱いです。

(当時の日本でも、めんたんぴんとか、夕焼け祭りや、88のころの皆さんは、すごいですね。)

ただ、沖縄はロックが当たり前の生活の中に、どかーーん!と真ん中にあったんです。

普通に。

本土のように、英語が理解できる、一部のインテリのものではなかった。




本土のロックシーンの人たちがみたら、ぶったまげるミュージシャンズ。

だって、コザはアメリカだから。

行けば分かるけど、あの町は完全に外国。


ロックってこんなのを言うんだよと、子供のことから私も紫を聞いていたので、

日本のテレビの音楽番組を見て、私ですら「本土の音楽、ゆるいなあ」と感じてたました。


あと、民謡では喜納昌吉&チャンプルーズ。「はいさいおじさん」(へんなおじさんの元歌)がいます。

♪泣きなさい笑いなさい♪の「花」をかいた喜納さんがコザ。

そこからワールドミュージックブームにつながって、ワールドミュージックで日本よりも外国で有名な、「りんけんバンド」照屋林賢さんとか、THEBOOMの宮沢さんがコザフリークで、民謡歌手の「我如古より子」さんの民謡酒場の常連さんだったり、シマウタを覚えたのもコザ。


他にDAパンプのISSAがコザ出身らしいですけど、彼の音楽性やダンスはコザの子だから、としかいえないわ。



国内で爆発的にしられる沖縄音楽は、八重山諸島出身のBEGINか、沖縄本島のコザ出身のミュージシャンズが、ブームの火付役で、すぐれた演奏をしてくれるので、どこに行ってもひっぱりだこで。

外国でも、坂本龍一さんたちがガンガン紹介してくださったりしてるから、世界に知られる沖縄音楽。

沖縄の移民も、移民の先で沖縄音楽・沖縄芸能を続けて、世界中に沖縄の音楽って、存在するんですよ。

すごい広がり方をしてます。




ともかく、コザはアメリカに直結してますからね、沖縄音楽のメッカ。アメリカの音楽が直で入ってきて、

ロスタイムがない。なぜかというと、嘉手納空軍基地から毎日サンフランシスコに飛行機が飛んでて、

米軍兵とその家族は、1回3000円なんだって、飛行機代が。

サンフランシスコに行って帰って、、、をしてる米兵が暮らしてるから、アメリカの流行がそのまま、

沖縄にはあるんです。

那覇の私が言うんですもの、コザはすごい!!



コザちゅ-ば-!


私もコザに生まれたかったさあ。


一気に人の心をつかむ玉城さん。今度、労音ホールでライブが決定してるし、全国ツアーも年に何度かなさっているベテランフォークシンガーね活動の幅がどんどん広がってらっしゃいます。
イケメンなケ-シ-さん。彼はスタンディングだと超かっこいい。モデルやオダギリジョーみたいだ。
宮城司さん。彼、すばらしかった。昨日はのってましたね。

それからzokaさん。
特筆しておきますがzokaさん。


彼は昨晩、ものすごくいい歌をうたいました。

彼、天才なんじゃないかな。



素晴らしい歌はすぐれた書に似てます。
彼は歌の書家で、歌で絵を書いた。詩を伝えた。美しかった。

武田双雲の書のような歌。それよりも何倍も自由で力強いんです。

祈るように歌う。愛するように歌う。微笑むように歌う。


昨日は一曲終わるごとに「はあ」と感嘆のタメイキ。

ず-っとこの時間が続いてずっと聞いていたい、と思いました。




つくづく沖縄音楽の聖地「コザ」パワー、圧巻でした。


最後に、玉城まさゆきさんは、紫やコンディショングリーンの時代の、ハードロッカーの皆さんのスタッフだったそうで、zokaさんはなんど、伝説のバンド「紫」のジョージ紫さんのJrと子供のころからバンドを組んでいて、

子供の時から最高の音楽環境で音楽をやって大きくなってしまった人で、彼はコザそのものなんです。


すごいお友達と出会えて、私、本当に幸せです。

ありがとう。