私たちが主に飼育する蝶は、タテハチョウ科のオオムラサキ・ゴマダラチョウとアゲハチョウ科のナミアゲハ・キアゲハ・クロアゲハ・カラスアゲハなどです。
今度は蝶の名前と幼虫の餌・蝶の餌を書いて見ます。
オオムラサキ・・・タテハチョウ科
幼虫の餌・・・・・エノキの葉
蝶の餌・・・・・・ナラやクヌギの樹液
ゴマダラチョウ・・・タテハチョウ科
幼虫の餌・・・・・・エノキの葉
蝶の餌・・・・・・・ナラやクヌギの樹液
幼虫の餌・・・・・・柑橘類の葉
ナミアゲハ・・・・・アゲハ蝶科
蝶の餌・・・・・・・花の蜜
キアゲハ・・・・・アゲハ蝶科
幼虫の餌・・・・・セリ科の葉
蝶の餌・・・・・・花の蜜
クロアゲハ・・・・・アゲハ蝶科
幼虫の餌・・・・・・柑橘類の葉
カラスアゲハ・・・・・アゲハ蝶科
幼虫の餌・・・・・・・柑橘類の葉
先に国蝶であるオオムラサキを主に書きましたので、今度は私たちがアゲハチョウ等をどの様に飼育してきたか書いていきたいと思います。
卵から孵化したばかりのキアゲハの幼虫です。
此れもキアゲハの幼虫・・・たくさん孵化してきました。
此れはナミアゲハの幼虫を山椒の木に網掛けして育てている所です。
こんな感じで育てて居ます。
家の中ではプラケースに入れエサは水差しにして長持ちさせてます。
ビンの蓋に穴を開け幼虫が溺れないようにと山椒が倒れない為です。
テレビで昆虫ハンターがビニール袋で飼育しているのを真似て見ました。
こんな感じで簡単でGoodです。・・・餌を変えるまで酸素もOKでした。
こんな感じですが山椒の根元に布かキッチンペーパーで水を含ませると良いです。
霧吹きで水補給をしてましたが大きくなりました。
水分補給はこのようにやると良いでしょう
私はたくさん育ちすぎた幼虫は、エサの多くある自然に返しています。そうすれば自然が豊かになり再びその子孫が私の手に帰って来るかもと思って・・・。
但し外来種などは絶対に放さないようにしてくださいね!・・自然が壊れるから!
ナミアゲハも自然にお返ししました。・・・また会える日を楽しみに・・・
此れは我が家の庭の山椒に産卵されたものが育ったナミアゲハ幼虫です。
幼虫が大きくなり終齢幼虫から蛹になったら回収して、羽化させたり秋に越冬幼虫となるものは、春まで大事に管理し春の羽化を待ちます。
サナギを100均での網籠に入れて羽化させました。・・・この籠の中で蝶を上手く飼育して交尾・産卵させる事も出来ます。
此れは天敵(寄生バエ)対策用として目張り・和紙で侵入を防いだ羽化箱です。
この様な感じで羽化させました。
大多数はこのように羽化したのですが・・・・!
ところが・・・最後の方で寄生バエが発生したのです。
折角目張り・天敵が入り込めない和紙で作った羽化箱から発生した事から、蛹になる前に産卵されたようです。
ネットで調べて見たら終齢幼虫かサナギの柔らかい初期に寄生バエの親が卵を産み付けるようです。
アゲハチョウのサナギと比べると寄生バエの小ささが分かると思います。
アリでは有りませんよ!!
玉ねぎネットをくぐる小ささです。!!・・・2~3mmほど
このサナギから出たようです。寄生バエは一つのサナギから驚くほど多く生まれて来るようです。!!
もぅひとつ天敵を確認しました・・・・寄生蜂です。
アゲハチョウのサナギから出て来る所で・・・・・こちらは一つのサナギから1匹の寄生蜂のようです。
此れはオオムラサキのサナギから出た跡です。・・・この事から天敵はサナギを食べないと自分たちの子孫を残せないし、蝶たちは天敵に食べられてもそれ以上に卵を産み擬態をしたり、祖先から色々工夫をして生存競争に勝てるよう進化しているのだと思います。