日本でも注目を集めている

”北欧デザイン”


洗練されたデザインでありながら、
どこか懐かしさを感じる、北欧をテーマに
4回に分けてお送りします。


北欧デザインとは、
スウェーデン、デンマーク、
ノルウェー、フィンランドなどの
北欧諸国で生まれたデザインのことです。




夏は短く、冬が長いという
厳しい自然環境の中で暮らす地域で、
年間を通して、家の中で過ごす時間が長く、
生活空間の質へのこだわりが強い人が、
多いのも北欧の特徴です。

厳しく長い冬を家の中で、
家族と共に、居心地良く過ごすためには、
どうしたらいいのか…

そんな観点から、家具やインテリア、
雑貨などのデザインが発展を遂げたと
考えられています。



北欧デザインでは
日々の暮らしを豊かにするための、
工夫が随所に見られます。

日本でも、北欧デザインの製品を
取り扱う店が増えてきたことで、
より身近に感じられるように
なってきたのではないでしょうか。

日本でも近年『家』が見直され、

『外』に出かけるよりも
『家』を楽しむライフスタイルが、
大切にされてきています。

日本でも、北欧人気が高まるのは、
そんな価値観の変化によるもの
なのかもしれません。

 

 


▼北欧デザインが生まれた背景



美しい森や泉などが多い北欧では、
身の回りにある自然素材を大切にした
ものづくりの考え方が根付いており、
これが現代の北欧デザインにも
大きな影響を与えています。


また、この地域は、
ヨーロッパの中では辺境の地だったので、
大量生産をよしとする産業革命の影響を
あまり受けなかったことも、
独自化した理由の1つだと考えられます。


▼北欧デザインが日本人に好まれる理由

 

自然の素材感やぬくもりを
大切にした北欧デザインは、
『木』との相性も抜群なので
日本の住宅や家具とも共存できます。

斬新なデザインの印象がある
家具やファブリックでも、
和の空間に違和感なく
マッチするのが不思議です。


職人の手仕事に価値を感じる、
良いものを長く使いたい、という
日本人らしい考え方も
北欧と共通する部分です。



日常生活の快適さを追求する
北欧スタイルから誕生した、家具や食器は、

品質が良く、長く使える耐久性があり、
慎ましく控えめな美しさがあります。


北欧デザインは、
過度に主張せず、控えめな感じ。
それでいて内なる美しさを感じさせる
古き良き時代の日本人に重なるところが、
あるのかもしれません。

今回は、北欧デザインが生まれた背景や
なぜ日本でも好まれるのか、といった
内容をお届けしました。


いかがでしたでしょうか。

 

 

 


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