山口なつお オフィシャルブログ「レポートブログアメーバ版」Powered by Ameba-記者会見 山口なつおは、12月17日午前、党本部で井上義久幹事長、高木陽介選挙対策委員長らと共に記者会見し、衆院選の結果や自民党との連立政権協議などについて、記者団の質問に答える形で大要次のような見解を述べた。

2012年衆院選 党派別当選者数一、(選挙結果について)小選挙区で完勝でき、比例区でも改選前の議席を上回った。比例区で掲げた(過去最高の25議席 以上との)目標には到達できなかったが、たくさんの党が出て(各党に)議席、得票が分散する中で健闘した。来年は参院選もあるので、さらなる目標を掲げて 頑張りたい。

一、(自民党から連立政権協議に関する党首会談の呼び掛けがあれば)大きな項目、優先的な項目について基本的な合意をつくるべく協議に入る。そういう党首 会談ができるのではないか。来週にも特別国会(の召集)が予定されるので、首班指名の前には基本的な合意をつくり上げたい。今週中をめどに(合意するよ う)努力したい。

一、(連立政権協議のテーマについて)協議は実務者に委ねたいが、まずは緊急経済対策、大型の補正予算だ。また、切れ目なく経済対策を実行し、国民生活や(東日本大震災の)復興の課題などに向かう意味で、来年度予算を早急に編成したい。税制(改正)も優先課題の一つだ。

社会保障と税の一体改革でも、消費税の制度設計を急がねばならない。低所得者対策として、わが党は(税率)8%段階からの軽減税率の導入を訴えてい る。(民主、自民、公明の3党合意を受けて設置された)社会保障制度改革国民会議をどう生かすかも課題だ。特に医療、介護は、3党合意で十分な煮詰め方が できなかったので、意欲的にやろうという合意をしたい。

一、(憲法改正問題などは)優先順位を間違えないようにやるべきだ。憲法の課題は非常に幅広く、重い課題なので、性急に結論を急ぐことでは必ずしもない。

一、(自公が連立政権を組んだ場合、参院では過半数に足りない現状について)いわゆる“ねじれ”の状況を十分に認識した上で、与党として衆院で3分の2を超えるとしても、幅広い合意をつくることが重要だ。いろんな政党、会派の理解を得られるような努力が大事だ。

一、(現行の小選挙区比例代表並立制について)今回を含む過去3回の選挙は、大きく議席(数)が振れた。政治家の質や政策に対する評価よりも、大きな風、流れによって議席が動く一面も見られる。

抜本改革をやろうという(民主、自民との)合意があるので、現行制度の欠点を率直に見据えた上で、新たな改革をすべきだ。基本的な方針は「より民意を反映できる制度へ」が中心だ。