くるまの達人

くるまの達人

とか、タイトルで謳いながら、実はただの日記だったりするけど、いいですか?

自動車を創る人をたくさん知っている。
付き合いの浅深はあるけれども、それ
ぞれの個性の中に彼が所属する自動車
メーカーの色が覗えたり、さらにその
先に組織を超越したその人らしさを感
じたり、もの作りをする人たちという
のは、実に興味深い。

若狹さんと知り合ったのは、2014
年。6年間。わずかな時間だったがよ
く話したし、茅ヶ崎の我が家にも何度
か足を運んでくれた。

「あの頃の“ロードスターの達人”」
という本を書きたいので、歴代ロード
スターの開発に携わった元マツダのエ
ンジニアたちを紹介してほしいと、1
年ほど前にお願いした。自動車は大勢
の人たちで力を合わせて創るものだか
ら、華々しい役割と共にスポットライ
トを浴びた人ではなく、縁の下の力持
ち的な活躍をされた人たちの物語を書
きたい。きっと出版社が取り合わない
地味な本になるはずだから、自費出版
で1000部くらい刷っておしまいになる
と思う。そういう内容なのだけど、そ
れでも構わなければとお願いしたら、
さっそく何名かのリストを作って教え
てくれた。そして、若狹さんともう一
人を広島で取材したところで、たった
1000部程度でも制作費が百数十万円掛
かることがわかり、お金を貯めるので
少し待ってほしいとお願いした。

制作費を貯めている最中、若狹さんか
ら7年間続けた癌との闘病に自ら終止
符を打ち、緩和ケア生活に入るという
知らせを受けた。

今回の「クルマの達人」で紹介した原
稿は、その知らせを受けて急遽写真の
撮影を行ったとき、彼のロードスター
の中で交わした会話を元に書いた。

書籍化は間に合わないと思っていたが、
まさか撮影の翌週に他界してしまうと
は想像もしなかった。


もの作りとはなんだろう。技術を駆使
するエンジニアの仕事とはなんだろう。

若狹さんは、とても大切なメッセージ
を自らの行動を通じてわたしに遺して
くれた。そのことについて、書いた今
回の「クルマの達人」である。




「クルマの達人」
自動車開発エンジニア
若狹章則


掲載用の写真を撮るために、若狹さん
の赤いロードスターで移動した。2年
前まで毎日通った懐かしい場所に着く
までの時間、いろいろな話をした。相
変わらず相手の様子を窺うように言葉
を選んで話す若狹さんに、わたしは初
めてこんな直球を投げた。

あなたは、会社では引く手あまたのエ
ンジニアではなかった。そう感じてい
ます。

初めて見る少し驚いたような横顔。そ
して、しばらく沈黙が続いた後、返っ
てきた。

「懇願して懇願して、しつこいくらい
その時々の上司にお願いして、ロード
スターの開発メンバーに加えてもらっ
たんです。私に対する会社の評価は、
私には分かりません。けれども、どう
してもロードスターの開発をやりたか
ったんです。“人馬一体”を創る多く
の手の中に、自分の手も添えたかった
んです」

北海道・函館を発った若狹青年の広島
での人生は、1972年に始まった。当時、
東洋工業(現・マツダ)は、世界初の
2ローターロータリーエンジンを搭載
したコスモスポーツを皮切りに、新時
代の到来を予感させるこの特徴的なエ
ンジン搭載車種を精力的に拡充してい
た。技術的な課題が山積するという実
際はともかく、このエンジンには夢が
あった。未踏の頂を目指して進む大勢
の技術者たちの足音が聞こえるような、
そんなエンジンだった。

〜中略〜

会社をリードするような技術的アイデ
アに溢れる引く手あまたのエンジニア
ではなかったかもしれない。でも、あ
なたのような人が開発の現場にいたこ
とは、ロードスターが道を違えず、多
くの人の笑顔を招くクルマとして今も
存在する大きな理由だと思っています。

間もなく撮影場所に到着する頃、そう
伝えた。若狹さんは黙って聞いていた。

毎月のように開催されるロードスター
愛好家たちのミーティング会場に、若
狹さんの姿があった。60歳、定年再雇
用のための健康診断で肺に癌が見つか
ってからは、全国どこの会場に行って
も、愛車の赤いロードスターと共に駆
けつけている姿が必ずあった。どれほ
ど好きなんだろうと感じていた参加者
は多いと思う。けれども、病魔が次第
に蝕んでゆく体調を押して、ロードス
ター愛好家たちが集う現場を訪ねて回
ったのには、大きな理由があった。

若狹さんは、開発メンバーの中では厄
介な存在だった。たくさんの制約の中
で進められる開発の現場で、もっとこ
うするべきだと無理難題を上司部下係
わらず提言した。ここは会社だから…
…と煙たがられることも多かった。そ
れでも伝え続けた。全国の会場で交わ
したたくさんの表情や言葉は、若狹さ
んの赤いロードスターに乗って広島へ
持ち帰られていたのである。

人と人をつなげることこそ技術の神髄
と達観したようなその発想のきっかけ
は何だったのかを訊ね忘れた。写真を
撮った後、すでに運転することができ
ないほど弱った若狹さんを病院で降ろ
し、カーオーディオを最初と同じ松山
千春に戻してご自宅のガレージに帰し
た。一週間後、訃報が届いた。

技術だけでは、永く愛される心打つク
ルマは創れない。“目的は人なんです、
笑顔なんです”と話す声がまだ耳に残
っている。




全文は明日発売の「カーセンサー・エ
ッジ」誌でお読みください。









50年前、函館の街角できっと見つける
ことができたこの光景が、若狹さんの
生涯の仕事を決めた。
若狹さん、ありがとう。安らかに。



山口宗久(YAMAGUCHI-MUNEHISA.COM)
webTV「モーター日本」
Twitter / nineover
facebook / Yamaguchi Munehisa

スピーカーシステムの構成がわかりに
くいですよね、と。

いやはや、確かにその通りです。最近
は自分でも少しややこしくなってきて
います。あ、わたしの場合、構成はも
ちろん理解しているのですが、それぞ
れのモデルを構成する電子部品やその
組み付け方法について、メモを確認す
ることが多くなりました。見た目は似
たような感じですが、実は全モデル、
回路の設定が違うんです。

というわけで、スピーカーシステムを
さくっと理解するための、ご興味をも
ってくださるみなさんのための簡潔な
構成表を書いてみることにしました。

まずは、マツダ・ロードスター用です。

すべて純正位置に車両改造なしで装着
できるようにデザインしてあります。


※写真は仕様変更前のものです。
新たに撮影し次第、差し替えます。



【NAロードスター】

純正ツィーターなし仕様。
★タイプ2.0 (10万円)


純正ツィーターあり仕様。
★タイプ 1.5 (8万円)
★タイプ 2.5 (12万円)



以下は、上記のスピーカーシステムの
ポテンシャルを引き出すために設定し
ているアイテムです。機材の調整ダイ
ヤルをそれぞれのスピーカーシステム
に合わせた位置に基本セッティングし
た状態でお届けしています。スピーカ
ーシステムをお使いの方限定で製作し
ています。もちろん、車体への改造は
不要です。

★NAロードスター
 パワーアンプキット
(5万5000円)

★NAロードスター
 パワードサブウーファーキット

           (6万円)





【音質の傾向】
NAロードスタースピーカーシステム
には、メインユニットにアメリカンブ
ランドのデイトンオーディオ製を使用
した「1.5」と、デンマーク製のスキ
ャンスピーク製を使用した「2.0」
「2.5」があります。

本来であれば、いつでもご試聴いただ
ける環境を用意すべきなのですが、ひ
とりですべてをまかなっている零細課
業ゆえ、なかなかご要望に応えること
ができず申し訳なく思っています。

音質を言葉で表現するのは、極めて難
しいことなのですが、あえて言うなら、
「2.0」「2.5」はとても細やかな表現
を豊かな質感を伴ったまま楽しむこと
が出来ます。とてもクセの少ない素直
な音質で、音楽の抑揚を広いレンジ感
を伴って聴かせてくれます。聞き慣れ
た音源の中に、ハッとする新しい驚き
を発見する機会が多いと思います。

対して「1.5」は、モチッとした力強
い粘り腰を感じさせてくれる力強い音
質です。繊細な表現はスキャンスピー
クに一歩譲るところがあるのですが、
細かいことを気にせずに大音量でロッ
クをガンガン楽しみたいという向きに
はとても向いていると思います。もち
ろんそれでも、まったく雑な感じでは
なく、恐らくいままでNAロードスタ
ーで聴いたことがないような音楽と共
に、新しい気持ちでのロードスタード
ライビングを楽しめることと思います。




【システムでの導入をお勧めします】

カーオーディオには、音楽を楽しむ空
間が車上であるという前提があります。
つまり、まず取り付け性に大きな制約
があります。

十分な低音が再生できる巨大なスピー
カーボックスを持ち込むわけにはいき
ません。けれども上質で豊かな低音は、
単にドラムスやベースなどを聴かせて
くれるだけでなく、音楽の核となる中
高音の表情を実に豊かにしてくれます。

また、走行ノイズにかき消されない音
量を確保することも大切です。特にN
Aロードスターは、エンジンを始動す
るだけで車内は相当に賑やかな状態に
なります。走り始めると、さらに賑や
かな走行音が車内に響きます。

わたしはこの賑やかな走行音こそ、N
Aロードスターのトキメキのひとつだ
と思っています。ですから、それらを
抑え込む対策をとるべきだとは微塵も
考えたことがありません。それらすべ
ての響きが、NAロードスターなので
すから。

それらを素直にすべて受け入れた上で、
どのようにすればNAロードスターら
しさと、音楽を楽しみたいという気持
ちを両立できるだろうかということが、
スピーカーシステムを製作するわたし
の役目だと考えています。

加えてわたしは、自分が製作するすべ
てのスピーカーシステムにおいて、以
下のような絶対条件を貫いています。

1)車両を改造しないで取り付けられ
ること。ねじ穴1つ増やさない。

2)デッドニングを必要としないこと。

3)純正インテリアのデザインを一切
変更しないこと。


これらの課題を克服するためには、ス
ピーカー、ヘッドユニット、サブウー
ファー、アンプといったそれぞれの機
材で互いを補完し合って、素晴らしい
音楽空間を創りあげるという1つの目
標を実現する必要があります。

もちろんそのための核として、スピー
カーシステムの開発には徹底的なこだ
わりをもって掛かっていますが、ぜひ
総合的に仕上げたサウンドを楽しんで
いただきたいと思っています。

以下は、総合的なシステムについての
案内です。端数を着る程度のわずかな
額ではありますが、セット価格を設定
しています。ぜひ、ご検討ください。


★NAロードスタースピーカーシステ
ム + パワードサブウーファーキット
+ パワーアンプキット

(お選びのスピーカーシステムの代金
           + 11万円)

★パワードサブウーファーキット +
パワーアンプキット

(11万3000円)
※すでにスピーカーシステムをお楽し
みいただいている方へ、設定しました。




【さらにその上を愛車に導入したい、
    というリクエストに応えて】


イタリアのaudisonというメーカーの
DSP(デジタル・シグナル・プロセ
ッサー)内蔵パワーアンプを使用した
システムも、ご選択いただけます。

NAロードスターの場合は、同社の
AP8.9bitという機材を使用します。

サブウーファーを含むすべてのユニッ
トのタイムアライメント、精緻なイコ
ライジング、デジタル制御によるクロ
スオーバーネットワーク設定、クリア
で表情豊かな極上音質のパワーアンプ、
192kHzまでのハイレゾ音源再生
などが可能になります。またすべての
パラメーターの設定を2セット分メモ
リーできるので、運転席用/助手席用
とか、オープン時用/クローズ時用な
どの組み合わせを手元で切り替えるこ
とが出来ます。

パワーアンプキットの代わりに選択し
ていただくこのキットは、iPhoneなど
お使いのデジタルガジェットの種類等
によって周辺機材の構成が異なります。
そのため費用についても、メールで個
別にやりとりをさせていただいた上で
の回答になりますが、概ね15万円〜
になります。ご興味のある方は、ぜひ
お問い合わせください。

お申し込みは以下のウェブサイトから
メールでお願いいたします。

【NAロードスター用
  yamaguchiスピーカーシステム】





なるべく簡潔にと思い書いたので、ぶ
しつけな物言いになってしまいました。
ご容赦ください。それでも、細かいク
ドいと感じられた方は、いつものこと
だよ、と思ってどうぞ笑って許してや
ってください。

次はNDロードスタースピーカーシス
テムについて、同じような内容で紹介
させていただきます。



※経済産業省が主催するキャッシュレ
ス・ポイント還元事業が6月30日に
終了します。現在、クレジットカード
によるお支払いの場合は、税込みお支
払額の5%(上限1万5000円)が還元
されます。クレジットカードでのお支
払いには2%のカード決済手数料をお
預かりしておりますが、それでも銀行
でのお振り込みに比べて安価になりま
す。7月1日以降のクレジットカード
決済については、カード決済手数料も
通常の料率に戻させていただきます。
ぜひキャンペーンをご利用されること
をお勧めいたします。

※NA用スピーカーシステム「2.0」
「2.5」に使用しているスピーカーユ
ニットを製造しているデンマークのス
キャンスピーク社が7月中旬から約1
ヶ月の夏期休暇に入ります。余裕をも
って準備するようにいたしますが、7
月受注分については、8月末頃の納期
になる可能性があります。6月末まで
にお申し込みをいただいた分について
は、7月末〜8月中旬までにお届けで
きる見込みです。


山口宗久(YAMAGUCHI-MUNEHISA.COM)
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おはようございます。

いくつかの原稿をすべて書き終えまし
た。

スピーカーシステムを製作するための
部品も、一昨日あたりからどんどん届
きはじめています。今日は、ドライカ
ーボン製バッフルボード、FRP製エ
ンクロージャーの第一陣が届くという
連絡を昨日までに受けています。わた
しが原稿書きでMacの前から動けなく
なっているときに、こつこつと作業を
進めてくれる職人さんたちがいます。
スピーカーシステムは、専門の技術で
支えてくださる彼らとの共作です。わ
たしが考えて仕様を決めて、彼らが仕
様通りの部品を作ってくれて、それら
を手元で完成させるという共創の作品。

たくさんお預かりしているリクエスト
に応えるべく、今日からガレージにこ
もりますので、楽しみに待っていてく
ださい。

そういえばコロナの影響で遅れに遅れ
ていたJBL製パワーアンプも、今週
中には届きます。まだ納期が不安定と
いうことなので、15セットも買っち
ゃいました。まもなくドカンと届きま
す。もう1つ、今週末にはオーディソ
ンDSPでセットアップするS124
がガレージにやってきます。同じ週末
の日曜日には、オレンジのNDロード
スターがやってきます。A124(W
124のカブリオレ)をお預かりする
予定もあります。恐らくその次の週に
なるでしょう。流行病と向き合う世の
中の状況を十分に注視しながら、こち
らも再開しました。



人生は有限です。今日の元気は、来年
の命を保証するものでないことは常識
ですが、大病を患ったり事故に遭った
りすることを免れたとしても、大好き
なことを謳歌するために時間とお金を
使える人生の残り時間は、誰の人生か
らも、毎日1日ずつ減り続けているわ
けです。またいつか、は、間に合わな
くても仕方がない、と同義だと思って
います。だから、自分のため、そして
自分と歓びや価値観を共有できる“う
れしい気分になれる人たち”のため、
また突進してゆこうと思います。


このブログの機能が、1年前の今ごろ
にこんな投稿をしましたね、と知らせ
てくれました。以下に再録しておきま
す。いま書いていることと、まったく
同じことを書いています。この気持ち
は、9年前にスピーカーづくりを始め
るずっと前から変わらない気持ちで、
きっとこの先も変わらないと思います。
自分でオリジナルを創造して、世の中
に発信して、それを換金に値すると認
めていただくことで生きてゆく。社会
に出てほどなくの頃から30年続けて
きたこと、そうそう簡単に変わるもの
ではないです。




茅ヶ崎は陽差しが眩しい季節にはいっ
ています。夕方になるとサザンビーチ
からまっすぐに上がってくる風の潮の
薫も濃くなってきました。さあ今夕は、
どんな気持ちで潮を感じる夕方を迎え
ることができるでしょうか。

【yamaguchi スピーカーシステム】

今日も、がんばりましょう!



山口宗久(YAMAGUCHI-MUNEHISA.COM)
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まもなく午後11時です。次号の「ク
ルマの達人」の原稿を書いています。
締め切りは過ぎてしまったのですが、
丁寧に書いています。いつもそうして
いるのですが、今回は特にそうしてい
ます。というか、ごく自然にそうなっ
ています。とても大切な人への大きな
感謝の意を込めた原稿です。今月の2
7日にカーセンサーエッジ誌が発売さ
れたら、その理由をわかっていただけ
ると思います。ぜひ手にしてください。
明日の朝までに編集部に入稿します。


一週間前になりますが、マツダの副社
長として日々を燃焼させている藤原さ
んが、ご自身の愛車にNDロードスタ
ースピーカーシステムを装着する現場
に立ち会ってきました。完全にプライ
ベートな案件なので、公にしてよいも
のかどうかと思いましたが、「全然! 
いいよ!」ということなので、書かせ
ていただきます。

BOSEサウンドシステム装着車へ、
NDロードスタースピーカーシステム
と、魁(KAI)サブウーファーをポ
ン付けするのみの仕様です。

装着を終えたばかりの愛車で試聴と確
認をしていただいているときの様子を、
RSガレージワタナベの渡辺さんが動
画で撮ってくださいました。どうだっ
たのよ? という部分については、動
画を見て感じてください。創っている
本人がどうこうコメントすべきことで
もないと思いますし、ね。


【渡辺さんが撮ってくれた試聴の動画】






わたしは、藤原さんが好きです。

藤原さんと最初に話したのは、先代ア
クセラのプレス試乗会の会場です。7
年前ですから、それほど長いお付き合
いではありません。けれどもその瞬間
から一貫して感じる一点に於いて、嗚
呼わたしはこのような人が好きだと感
じています。

世界を股に掛けてビジネスを展開する
大企業のほぼ頂点という職業上の立場
は、それはそれは重責を負う組織人に
違いないという想像は、恐らくわたし
のような場末のもの書きには想像して
も想像しても何も浮かばないほどの次
元で正解だと思います。

そのような任を担う人物とは、どうあ
るべきか。その一点に於いて、やはり
恐らく、わたしのような凡人には想像
できない気配を感じて、これはきっと
間違いなく凄いことだと思うわけです。

回りくどくなりましたが、それは何か
と言えば、それほどの立場でありなが
ら、まさしく自分自身を生きている様
を感じるのだ、ということです。マツ
ダのためにどういう藤原清志であるべ
きかということ以上に、藤原清志とし
て生きることがマツダに共鳴させる響
きよ良かれ、という生き方の様をひし
ひしと感じるわけです。

きっとめちゃくちゃ敵が多いと思いま
す。これは誰に限らず、自分を貫くと
いうのは、そういうことです。そして、
それはもちろん安泰なことではありま
せん。ほぼ目の届く範囲の小さな毎日
を過ごしているわたしでも、微かな雑
音にみっともないほど悩んだりするわ
けです。とても見渡せないほどの広大
な人間関係の渦の中で直接、間接的に
聞こえてくる雑音の中で自らの意識を
突破させ、また融和を図り日々を送っ
て、そして笑いながら自らの、あるい
は組織の夢を語るなんてことは、常人
にできることではありません。

今回、「クラプトンで泣きたい、上田
正樹に震えたい」という熱い想いを託
して購入してくださったスピーカーシ
ステムを装着した藤原さんの愛車は、
現行型のロードスターです。渡辺さん
もわたしも、そこを心配して公にする
のはまずいよね、と考えたわけです。
ところが常人の考えるそのような心配
事は、まるでハマらなかったという証
明をいま書いているわけです。

後日、facebook内のやりとり
で、藤原さんがある人のコメントに対
して、このような意の返答をしている
のを目にしました。

「(このスピーカーシステムはもちろ
んマツダ)公認ではないですが、ある
意味ベンチマークだと感じる。これに
勝てるものを創れ! 突破してこい! 
頑張ってこんなもの超えてやれ! と
マツダで勤しむ仲間たちを鼓舞するの
が、大明神としての私の仕事です」

痺れます。



そして1つ。わたしも同じところに留
まっているようなタイプではないので、
どんどん次へ行きますよ! 歯ぎしり
するような切磋琢磨を楽しみましょう!


「RSガレージワタナベ」、5月30日
の日記に、その日のこと詳しくを書い
てくれています。

【RSガレージワタナベ・日記】




藤原さん、渡辺さん、ありがとうござ
いました。


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9月19(土)〜20日(日)、スピ
ーカーシステムを愛車で楽しんでくだ
さっている皆さんのためのミーティン
グを開催します。

あの頃系メルセデス、ロードスターの
垣根を越えて楽しみたいと思います。





会場は、山梨県・中央道「河口湖IC」
から15分くらいの
『朝霧高原イーハトーブの森』です。

希望者は泊まりがけで楽しんでいただ
けるように、遠方からでも遊びに来や
すいように、4連休アタマの2日間を
借り切りました。


裏富士を大きく望む絶景のなかで、
【クルマと音楽】という共通の趣味を
持つ同士、お互いの愛車のオーディオ
を聴き比べたり、システムやセッティ
ングの情報を交換したり、あの頃系メ
ルセデスの素敵なところロードスター
の素敵なところをネタに談笑して過ご
したいと思います。

もちろんわたしは両日ともべったりお
りますので、クルマの話、オーディオ
の話、音楽の話を、BBQしながら、
キャンプファイヤの炎の端で酒を飲み
ながら、時間無制限でお付き合いさせ
ていただく所存です。

本日現地へ行って、ロケーションを確
認し、会場の予約を完了しました。

さて、どんなことをしようか。あっと
驚くゲストを迎えようか、「モーター
日本」の生配信をしようか(その頃ま
でには復活していると思います……)、
これからいろいろなプログラムを考え
たいと思います。参加費もそれほど高
くならないと思います。


2011年に製作を開始してから、あ
っという間に9年が経ちました。いま
各モデルのシリアルナンバーを合計し
たら、600セット以上のスピーカー
システムが、全国のあの頃系メルセデ
ス(W126、W124、W201、
W123)、マツダ・ロードスター
(NA、ND)に搭載されて、日々音
楽を奏でていることが判明しました。

600セット、すべてわたしの手で製
作して旅立っていった作品です。

それらを手にしてくださった皆さんと
ゆっくりと膝をつき合わせて語り合お
うという時間が、ようやく持てるよう
になったということかもしれません。

お申し込みの受け付け、プログラムの
詳細は、追ってお知らせします。


まずは予定を確保しておいてください。

2020年9月19(土)〜20日(日)

です。





山口宗久(YAMAGUCHI-MUNEHISA.COM)
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