おはようございます。

今日の年金のお話は

「賦課方式(ふかほうしき)」と「積み立て方式」です。

 

世間で「年金」と名の付くものには

実は賦課方式であったり積み立て方式であったりするものがあります。

 

まず

「賦課方式(ふかほうしき)」

 

これは

今現在私たちが納めるお金(保険料)を

年金受給者にお渡しする方式です。

日本年金機構(昔は社会保険庁)が運営する

国民年金や厚生年金といった

いわゆる公的年金はこの方式です。

 

公的年金についておさらいしておくと

国(日本の国)は20歳以上(または給料をもらって働く人)に

将来の年金受給を約束する代わりに

しっかり働けるうちは年金保険料を払ってね・・・と約束します。

 

そして

高齢になって働くことができなくなったら

または病気やけがで働けなくなったら

今現在の年金保険料を使って

その人たちに年金つまりお金をお渡しする。

という方式です。

 

これに対して積み立て方式

企業や個人が加入することができる

「確定拠出年金(かくていきょしゅつねんきん)」(iDeco)(イデコ)はこの方式です。

 

これは「貯金」と同じです。

 

つまり

若いうちからコツコツお金をためておいて

利子が少ない場合は投資などを行って原資を増やし

それを将来に年金という形でいただくという方式。

 

どちらにもメリットとデメリットがあります。

 

積み立て方式のメリットは

自分が積み立てた額は最低限保障されるということ。

なにしろ「貯金」と同じですからね。

 

ただし

それはデメリットでもあり・・・

それは

例えばものすごく物の値段が上がったり下がったりしても

もらえる額は変わらないということです。

 

例えば100万円を積み立てているとしましょう。

物の値段が上がって

つまりインフレになって

自動車一台が100万円で買えていたのが

50万円に値下がりしたとすると・・・

積み立てた100万円で将来同じ車が2台買えるということになりますね。

これってとってもお得ですが

しかし

車の値段が200万円に値上がりしたとすると

とっても損をしますね。

 

積み立て方式の場合は

あくまでも積み立てたお金しかもらえませんから

こういうことが起こり得ります。

 

これに対して

これまでに払った額とか払い込んだ期間に応じて

将来の物価に応じて額を調整して

例えば物の値段が上がったら

その時にみんなが納めている保険料を使って年金をお渡しする。

これが賦課方式です。

 

社会情勢が変わったとしても

その時々に応じて年金額を変動させることができる。

これが公的年金の特徴です。

 

いやいや

若い人が減っているんだから

賦課方式では将来破綻するんじゃあないの??

こういう話をよく目にします。

 

どうでしょうね。

 

確かに支え手が少なくなっている現状で

将来の公的年金の運営は「大変」になると思います。

 

ただ

現在でも

国民年金の財源の半分は税金で賄われています。

 

マクロ経済スライドという仕組みで

物価が上昇しても年金額を増やしにくくする仕組みもできました。

 

年金が減ったり

運営が苦しくなることは予想されるんですが

「年金がもらえなくなる」ということとは

全く意味が違うと思います。

 

もう一度書きます。

年金はもらえます。

ほぼ必ず。

それは

「国が約束したもの」

だから。

 

国が約束ということは

国がなくならない限りもらえます。

 

ただ

額は減るかもしれないし

年金保険料は上がるかもしれない。

 

ただ

以前に書きましたが

払い込んだ年金保険料と

将来もらえる年金額を比較すると

後者の方が圧倒的に多い

公的年金ほどお得な財テクはない・・・

 

はい

公的年金はお得な制度です。

 

 

 

皆様に良いことがありますように。