ちゃんとした日記の更新としては9/12以来です。
あの時点で予想してましたが、もう本当に落ち着いて日記を書く間もない日々でした。

多忙だったのはKAO=SのレコーディングとCD発売記念ライヴがあった為です。
新体制・・つまりいよいよ、プロデューサーの方ありきのうえでの活動が始まるとの事で、

気を引き締めて臨んだのですが、その予想をはるかに超えた、
これまでの音楽人生で味わったことのないようなレベルの音楽経験を
一か月半の間にさせていただきました。


プロデューサーの方の名は、永田純さん。
坂本龍一さんのアシスタントを始め、多くの一流アーティストとお仕事されてきた方ですので、
当然ですが要求も視点も知見も経験も、ものすごくレベルが高く、
自分達とは比較になりません。

ここには書ききれないくらいの質量で、みっちりと、朝も昼も深夜も問わず、
真にプロとしてやっていく為に必要な考え方とやり方を、叩き込んでくださいました。
それは文字通りの叱咤激励でした。


睡眠も随分と削りましたが、こんなに音楽に愛と情熱がある方に出会ったのは、
本当に初めてであり、自分自身、至らない部分は多々ありますが
このような状況になれた幸運に感謝し、引き続き頑張っていこうと昂っています。

9月下旬は、アルバムレコーディングとその準備に明け暮れました。
REC準備シートのexcel作成から、毎回のリハテイク音源の共有確認チェックまで
細かくやったのも初めてです。

夜中寝る前に電話かかってきて、案件を朝までやり直すこともざらにあり、
この二ヶ月で結構タフになった気がします・・・が、まだまだまだです。

山切修二 Positive Forward

エンジニアは、オーケストラからジャニーズまで幅広く録ってらっしゃる青柳延幸さん。
LUNA SEAやケツメイシのヒット作品も録音されてきたようなスタジオで、
いつも通り、歌とギターと三味線、尺八だけでライヴ録音していきました。
いいスタジオでハイクオリティでやるからと言って、
安易にドラムやベースや打ち込みやオーケストラを導入するでなく、
これまで各国各地を廻ってきた、そのままの形で録りました。
自分の音に責任を持てという、氏の言葉を、これからも常に胸に抱いていようと思います。


アルバムタイトルは「ものがたり」。
新曲「地割れ」「ねあん」「My Song」と新録の「桜香る」「コズミックソジャーン」に、
アイルランド民謡の「Down By The Salley Gardens」が加わった全7曲です。
素晴らしい、誇れる1stアルバムができたと思います。


僕自身のお気に入りは「My Song」。
テキサスのサボテン園で超大音量で寂空と二人でセッションしたのを録音していて、
そこで生まれたフレーズをもとに僕がコードを付けていきましたが、
なんと言っても素晴らしいのは川渕かおりの語りと歌。
あんなのは彼女にしかできません。明るい新境地のKAO=Sナンバー。

是非多くの人にきいてほしいです。
完成品CDは、バタバタのスケジュールに(これも反省点)なった為、
ライヴ当日の朝に届きました。
ワンマンから発売開始という事で、CDは今後は会場だけでなく、
Amazonや店舗(要予約)でも購入できるようになります。
iTunesもそろそろ始まるでしょうから、

また情報はこちらでもお伝えします。



文章が結構なボリュームになるので、

アルバム発売記念ライヴの模様は、また明日(?)の更新でお伝えします!


山切修二 Positive Forward






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