感染拡大防止、足で冷蔵庫開け閉め | 山形県広域情報のブログ

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コンビニエンスストアやスーパーなど小売店での新型コロナウイルス感染拡大防止のため、精密板金加工業の三浦エンジニアリング(長井市、松園秀樹社長)は、店内の冷蔵庫を足で開けることができる「フットドアオープナー」の製造を開始した。ドアに手を触れないため除菌の手間や経費も軽減される。親会社のマイセルフ(東根市、同)が販売を手掛ける。

 従業員が顧客と接する機会が多い小売店では、感染防止対策が大きな課題となっている。開閉のたびに手を触れる冷蔵庫や冷凍庫については、顧客から「手で触りたくない」との声が上がることもあり、特に何度も除菌・消毒する必要がある。

 アルミ板をコの字型に加工しており、ショーケースに両面テープで接着して使用する。高さ11センチで、片足を差し込み、ドアを開閉できる。山形県長井市のコンビニエンスストアで試験的に導入したところ、顧客からも好評だったという。5月1日から販売予定。既に県内10店舗ほどに導入されることが決まり、県外の大手スーパーからも問い合わせがあった。

 松園社長は「ドアを足で開けることにマナーの面で抵抗感がある人がいるかもしれない」とした上で「今の感染状況を踏まえ、現実的な対策として理解してもらえれば」と話している。


 フットドアオープナーは2200円で、要望に応じて大きさが調整できる(価格は応相談)。設置を案内するシートやゴムカバーなどもオプションで付けられる。問い合わせは

マイセルフ、0237(53)0886

三浦エンジニアリング、0238(84)3881