そして
「お前に頼みごとがあるお前も必要なことなんだ」という言葉だった。
最近思った必要なこと。。。
農家の買い叩かれる現実を変えること。
今の自分の”同じ事の繰り返し”を変えたいこと。合コンで彼女をつくること。
僕の身体を乗っ取って合コンをしたいという願いだけは避けたいと願いつつ、本当は何なのか?!を聞くことにした!
「それで爺ちゃん頼みたいことってなんだ?」
「お前。。。わしが合コンしたいなんて考えとるな!全部お見通しじゃよ!いっぺん死んだから心の声などお見通しじゃ!馬鹿にしおって!」
ヒィ(゚д゚)!「聞かれたのかごめん。。。」
「興味はあるがのぉ♡」
当たってますがな。。。
「本題に入るが!わしは農家で生まれてから死ぬまで農家で食ってきた!けれど、農家だけじゃ、やっていけなくて、出稼ぎもたくさんした!自然との共存だがら、野菜がならねぐて困ったときもあった。
それ以上に困ったのは安く買い叩かれるってことだ!米なんか減反、減反でつくる量を減らされ、収穫が多いければ、農作物の価値はほとんどない。気候が悪い時は、野菜の収穫がほとんどできず、生活的に食えない時もあったんだ。
けど、食は人の中心となるもの、人は食べないと生きていけない。
なのに農家は人の中心になる食を作ってるのにひもじい思いをしてしまう。
食ってのは人を良くするって書いて食だ!
なのにそれをつくる農家は良くなれねぇで困ってる。
ましてや、農家離れがどんどん問題になってる。
それは収入が安定してないことが原因の1つだ!
けど、農家は市場が決められるがら、それは従うしか無いんだ。
けど、わしらの時も今の時代も大きなものにまとめられて分からなかったが、どこか誰かに依存しないと自分が作ったものを売れる物流のルートがなかったと信じきっとった。
見ようとすれば見えたかもしれないが見えなかったんじゃ。
農家は作ることが一番のシゴト。
朝から晩まで肉体労働でシゴトをして疲れで他の事に手が回らないのも事実!
自分で売る作業に手を回せないのも事実!
自分で市場を開拓するにも売方がわからないのも事実!
売る場所もどこに売ったらいいかわからないのも事実!
しかし、お前だぢの世代では、オラだぢ苦労した経験を変えて欲しいんだ!この願い叶えでくれねぇが!」
爺ちゃんは涙ながらに頭を下げてお願いしてきた。
本当に苦労してきたのは知っている、
自分だってそうなのだから。
今の自分だってそうなんだから、これは悔やみきれずにいたことなんだろう。
これを悔やみきれないから爺ちゃんはここに来たんだ。そんな願い俺は受け止めてあげないと!けど受け止めてあげられるんだろうか。。。
アグリオンは胸をぎゅっと締め付けられた。
「爺ちゃん俺。。。」
アグリオンの答えや如何に!!!