身近な自然観察(続きです)公園と用水路の土手
 
 こんにちは。昨日の続きです。調べても自信がないものもあります。

●ネズミモチ(トウネズミモチ)
写真2020/7/4

 昨日の公園のネズミモチ。ネズミモチかトウネズミモチか見分けのため葉を裏から見ましたが、写真のとおり葉脈が透けてみえるようなのでトウネズミモチの可能性があります(写真が横向きになってしまいました。左が上です。)。
 観察していたら、ツマグロヒョウモン(蝶)の番いがトウネズミモチの花にとまり、全く飛び去らずに長い時間同じところにいました。子供の頃はツマグロヒョウモンなど全く見ませんでしたが、いつの間にか最もポピュラーな蝶になっています。交尾する姿をこれまで何度か見ていますが、繁殖力が強いのでしょうか。
写真2020/7/4

写真の真ん中の上あたりにツマグロヒョウモンの番いがいます。

●クワ?
写真2020/7/4

 前回とは全く違う場所ですが、3裂、5裂が見られ、クワクサではないと思います。いたる所に雑草のように生えている感じがします。鳥が散布したのでしょうか。近くの公園敷地内です。

●コセンダングサ?
写真2020/7/4

 上記クワと同じ場所。コセンダングサなら、根には強力なアレロパシー作用が確認されている[4]。
[4] “多摩川河川敷の植生遷移における生存戦略としてのアレロパシー関与”. 東京農工大学. 2019年9月3日閲覧。(※3)

●オオニシキソウ(アメリカ東部、南米原産)?
写真2020/7/4

 上記クワと同じ場所


●ニワウルシ(シンジュ)?
写真2020/6/23

 用水路の土手にありました。
以下Wikipediaから抜粋(※1)
「ニワウルシ(庭漆、Ailanthus altissima)は、ニガキ科の落葉高木。別名、シンジュ(神樹)。和名に「ウルシ」がついているが、ウルシ(ウルシ科)とは全くの別種。ウルシのようにかぶれる心配はない。」
「アレロパシー効果で他の植物の成長を阻害する。
ニワウルシの名称はウルシに似ているが、かぶれないので庭に植えられることから。シンジュは英語名称の"Tree of Heaven(ツリー・オブ・ヘヴン:天国の木)"、ドイツ語名称のGötterbaum(ゲッターバウム:神の木)の和訳による。
成長が早く、庭木、街路樹、器具材などに用いられる。中国では根皮や樹皮を樗白皮(ちょはくひ)の名で解熱・止瀉・止血・駆虫などに用いる。」

●クサギ
写真2020/6/24

 近所の用水路の近くにありました。一瞬、アカメガシワの雰囲気に見えますが、葉が全然違います。もう少しすると独特の白い花をつけ、秋になると赤と濃紺?(黒)の独特の実をつけます。
以下Wikipediaから抜粋(※2)
「葉には名の通り特異なにおいがあるが、茶の他に、ゆでれば食べることができ若葉は山菜として利用される。収穫時には、臭いが鼻につくが、しばらくすると不思議なくらいに臭いを感じなくなる。果実は草木染に使うと媒染剤なしで絹糸を鮮やかな空色に染めることができ、赤いがくからは鉄媒染で渋い灰色の染め上がりを得ることができる。実の青色色素は名古屋大学の佐々木教祐らにより構造が付きとめられ、種小名にちなんでトリコトミン (Trichotomine) と命名されている[6]。[6] 佐々木 教祐「自然の色―クサギの実の青い色― (PDF) 」 『健康文化』9号、1994年6月。」


●トンボ(写真なし)
 飛び回っていてじっくり見ることができず不明なトンボ3頭を、上記クワの場所近くのU字溝のような水路上で見ました(2020/7/4)。交尾でつながった一組と追い回すオス1頭です。オスが黒っぽく(ハグロトンボのようなタイプでなくシオカラトンボのような雰囲気)、メスの尾部の上半分が赤っぽく見えました。オスだけなら、オオシオカラトンボかハラビロトンボかもしれないと思いましたが、メスが赤っぽく見えたのは不可解で、調べてもわかりませんでした。初めて見るトンボかもしれません。


(引用参考資料)
※1:「ニワウルシ」フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/6/28 13:50 UTC 版)URL: https://ja.wikipedia.org
※2:「クサギ」フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/7/1 01:13 UTC 版)URL: https://ja.wikipedia.org
※3:「コセンダングサ」フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/9/3 01:48 UTC 版)URL: https://ja.wikipedia.org