コクのあるデコポンを鹿児島からお届け 山上農園DIARY -2ページ目

コクのあるデコポンを鹿児島からお届け 山上農園DIARY

山上農園のデコポンや大将季(だいまさき)、ぽんかん等々の生育状況や柑橘類を使ったレシピ、稲作や野菜作り、田舎暮らしに関することを店長のみゆきが書き綴っています。山上農園オンラインショップは>>>> http://www.yamagamifarm.com/

青森から鹿児島に嫁いで来てしまった私は、冬になるとどうしても時々雪が見たくなります。

雪を見るとなんだかホッとした気持ちになるのは何でだかわかりませんが…小学生の頃までは、あったかく着込んで、冬は雪遊びばかりしていたので、身に染み付いたものなのでしょう。

鹿児島でも雪が降ると天気予報では言ってはいたけれど、本当かしら?どうせすぐ消えちゃうくらいのものでしょうねえ…と、あまり期待せずにいましたが、朝玄関の戸を開けたら、予想以上の白さにびっくり‼︎


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鹿児島でも降るときは降るんだ~♪

やっぱり冬は白くないと!

今度またいつ見られるかわからない雪を、しっかり見貯めておきたいと思います。


『青森さ帰りてえ~!ゆぎっこ見てえ~!』って、あなたがあまりに言い過ぎるもんだから、本当に鹿児島でも雪降っちゃったじゃないか‼︎と主人に言われてしまいました(^▽^;)

明日はデコポンの出荷予定ですが、雪で作業もマヒしています。

こっちはスタッドレスタイヤも持ってないもんなあ~。



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お姉ちゃん2人は青森の吹雪の中で、眉毛が真っ白になりながらの雪遊びを経験していますが、鹿児島生まれの息子は今回が初めての雪となりました。


まだまだ降っているので、もう少し積もってくれるかなあ。

お手伝いのおばさんたちのテキパキ素早い仕事っぷりに支えられて、とても順調に収獲が進んでおります。

このたわわに実った風景、また見られるのは1年後なんだなあと、ハサミを入れる前の紅デコ(大将季)を見てしみじみ~。



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春には小さな実をやっと付けて苦しそうにしていた木ばかりで、一体どうなることかと心配でしかなかった上に、台風直撃に、日照不足と大雨続き…(><;)

ただでも栽培が難しい品種であるのに、今シーズンは何かと困難な状況が続きましたが、それを跳ね返せるように手を加えたことに対して木もしっかり応えてくれて、無事に収獲を迎えることができています。


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作り手側ですから、小さな実も、キズのある実もどれもこれもかわいいのですが、商品としては第一印象の見た目がまずは大事。

そしてもちろん中身の味も大事。

コンテナ1000箱程度の実を、一個一個手作業でサイズとキズの度合いによって選別作業を行います。

そして糖度をお約束している商品については、光センサーによる糖度チェックで更にふるいにかけ、厳選したものをお届けします。

収獲直後は実が瑞々し過ぎて固く、食感が良くないし、皮を剥くにも皮のオイルが飛び散って手がビショビショになってしまうため、貯蔵熟成期間が必要な不知火。

そして貯蔵期間は、酸味と甘味のバランスを調整するためにも不可欠である大事な期間なので、当園では最短でもあと1ヶ月以上は貯蔵します。

不知火の味がさつまいもなどと同じように、貯蔵管理によりコントロールされていることは、もしかしたらあまり知られていないことかもしれません。

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すでにご予約をいただき、発送まで長くお待たせしておりますお客様方におかれましては、どうか今しばらくお待ちくださいませ!




年末のみかん発送でバタついていたところで、幼稚園のみかん狩りという我が家にはたまらない癒し行事もあったのですが、なかなかブログを書く余裕もなく、もう大晦日となりました(^_^;)


12月15日、当日の朝まで雨だったもので今年のみかん狩りは中止ということに…(>_<)

でも、何としてでも幼稚園のみんなにみかんちぎり(みかんを収穫することをこちらでは「ちぎる」と言います。)をさせたかった主人と私が取った行動は…

ぽんかんの枝をバッサリ切って幼稚園へ運び、テラスの軒下のロープに枝を引っ掛けて、無理矢理ながらもみかんちぎり体験敢行!




こちらはうちの息子にちぎらせているところです。


みんな、どれにしようかなあ~と、真剣な目で自分のお気に入りの実を見つけて、危なげなく上手にハサミを使って収穫ができました。



また、山上農家で栽培している、不知火(デコポン)、ぽんかん、温州みかん、サワーポメロ、紅甘夏、伊予柑、キンカン、レモンを持って行って、色々な種類の柑橘に触れてもらいました。



これなあ~んだ?と一つずつ質問すると、元気に、『デコポ~ン‼︎』とか、『キンカ~ン‼︎』とかすぐに反応が返ってくるものもあれば、紅甘夏と伊予柑の見分けは難しかったりなんかもしましたが、温州みかん発祥の地の長島町の子供たちが一人でも多く柑橘類に興味を持って、食べるの大好き、将来的には作るの大好きにまでなって、生産者平均年齢をぐっと下げてくれることになったらいいなあ~…なんて思いました!ねえ特に我が家の息子くん(;^ω^A


後日、先生方が心を込めて子供たちの絵をまとめて作ってくださったのがこちら。








これは山上農園の大切な宝物です‼

可愛くて、嬉しくて、おばちゃんは受け取った時涙が出そうでしたよ。



12月に入ってから、農園見学希望で遠方からわざわざ当園を訪ねてくださる方々が数組続きました。
自分自身が知らず知らずのうちに見慣れてしまった農園の景色に、『おお~‼』と心を動かしてくださる様子に、反対にこちらが心を動かされてしまいました。
長島の外から新鮮な空気を吹き込んでくださった来園者の皆様に感謝致します!


幼稚園での収穫体験もそうですが、やっぱり柑橘農家の現場を多くの人に見て、聞いて、知ってもらうことも柑橘農家の役割だなあと年末にしてやっと気付いています。


新年は、忙しい中でもどれだけブログ更新して、山上農園の生産現場からの情報を発信することができるかが課題ですが、高いハードルで自分を苦しめぬよう、相変わらずのぼちぼち加減で頑張りたいと思います(^▽^;)
年内の発送業務に追われる日々を過ごしておりましたが、やっとピークを乗り越えることができ、時間が幾分穏やかに過ぎるようになりました。

年内は、温州みかんとぽんかんの取り扱いでしたが、ご贈答用に、また、ご自宅用に、たくさんのご注文をいただくことができました。
当園をご利用下さったお客様お一人、お一人に心から感謝申し上げます‼︎

また、2016年2月20日以降の発送となる不知火(デコポン)やサワーポメロにもすでに多くのご予約をいただいております。
当園の商品をじっと時期が来るまで辛抱強く待ってくださるお客様方のご期待に添えるよう、できることを真面目に、きちんと積み重ねていきたいと思っています。



選果や発送業務でバタバタしていたところに、6年生の長女が夏休みに描いた絵が入選したという賞状をいただきました。

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描いたのは、主人がデコポンの摘果作業をしている風景。

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私が守りたい身近な自然部門での入選ということで、家族みんなが柑橘農家であることを誇りに思えるような、そしてこれからもおいしいみかんを作り続けていくぞ!と前向きになれる、とても嬉しい受賞となりました。

汗を流して働く親の姿は、ちゃんと子どもの心に届いているのだなあと思います!



田んぼの稲刈りが済むと、稲藁の束が各デコポンハウスの入り口にこのように山積みになります。


山上農園のこだわりの土づくりには欠かせない風景です。









この藁の束を1本1本のデコポンの木の下に配って広げます。

我が家の田んぼの藁だけでは全然足りないので、毎年親切にして下さる周辺の田んぼの生産者の方々の協力を得て、年々繰り返されている土づくり。

腰をかがめて、木の下をくぐりながらの藁運びはなかなか足腰にはこたえる仕事です(;^_^A













油断していると、こっちに藁の束が飛んで来たりします!



疲れた時には藁に座って一休み…。




毎年新しい藁が敷き詰められるビニールハウス内の土は、ふかふかで柔らかく、デコポンが細かな根を張りやすい、保水性、透水性、保肥力が高い優れた団粒土となります。



こだわりの土で育った、こだわりのデコポンは、只今順調に肥大と着色が進んでいます!