一般質問と答弁 まとめ① | 山田智子オフィシャルブログ Powered by Ameba

一般質問と答弁 まとめ①



昨日行いました私の一般質問と答弁をまとめました。


正式な発言内容は、約1週間後に市議会ホームページに掲載される

録画中継をご覧頂けたらと思います。


 

【選挙権年齢の引き下げ・期日前投票所の増設による効果等について】

 

1)期日前投票所3か所の増設による効果について

 Q

7月10日投開票の参議院議員通常選挙では選挙権年齢が初めて18歳に引き下げられたことに大きな注目が集まりました。また昨年4月の統一地方選と比べて、期日前投票所が県内で14カ所増え、合計69カ所に設けられ、草津市においても、期日前投票所が初めて増設されることとなり、立命館大学びわこ・くさつキャンパスや、エイスクエア ディオワールド3号館、フェリエ南草津5階の市民交流プラザなど、人が集まる商業施設や学校で開設されました。期日前投票所4か所の投票者数は、草津市役所で7200人、フェリエ南草津5階の市民交流プラザで3799人、エイスクエアで5121人、立命館大学で205人、総計16325人と、3年前よりも81%もの増加となり、この結果からどのような効果があったと考えておられるのでしょうか。


 ご指摘の通り1.8倍の増加となったわけですが、増設した期日前投票所における投票者について、市役所における投票者と比較すると、10代から30代の若い世代の割合が高かったことから、今回増設した期日前投票所は、特に若い世代の投票環境の向上面で効果があったと考えております。

 

2)10代の投票率について


今回の参院選は、選挙権の年齢が18歳からに引き下げられたことにも大きな注目が集まりましたが、草津市における、10代の投票率は51.0%と半数以上の方が初めての投票へ足を運ばれました。10代の投票率51.0%は、20代の33.76%、30代の44.11%を大幅に上回る投票率で、10代の若者が政治に関心が高まったことがよくわかる結果となりました。全国では、18歳51.17%、19歳39.66%、合わせて10代の投票率は45.45%となっていますが、草津市内の10代は全国平均よりも高い投票率となり、立命館大学での期日前投票者数はあまり多くはなかったのですが、大学での啓発など効果はあったのではないかと考えます。今回の結果から 若者の投票率についてどのように分析されているのかご所見を伺います。


 今回の立命館大学における期日前投票所の増設については、学生さんの要望を受けて実現し たこともあり、若年層向けの啓発活動について、大学の地域連携課を通じて、大学の学生ボランティア、教職員の方々と連携し、協力して行うことができました。 議員御指摘のように立命館大学の期日前投票者数は多いものとは言えませんが、このような 大学や大学の学生さんと連携した啓発活動については、新聞紙上においても数多く取り上げられ、特に若者に対して一定の啓発効果があったものと認識しております。

再Q 

学生、ボランティア、教職員と協力して取り組まれたとのことだが、具体的に市とどのよう連 携を行い活動されたのでしょうか。


 昨年、立命館大学の学生を中心に、投票所増設の要望をいただいた。大学の学生ボランティア 団体と市選管職員が幾度となく話し合いを重ね、学生による啓発活動や、学生が投票立会人になるなど、学生が自ら考え行動されていた。学生の政治意識が高まっていくきっかけになった と考えています。  

 

3)今後の学校教育について

 Q

10代の投票率が高かったことは、若い世代が自分の意思表示を行った結果であり、政治参画のきっかけとなり関心が高まったことは非常に良かったと思います。そこで、投票率だけではなく、投票の質も重要ではありますが、現在の中学生も数年後には有権者となります。若い世代が政治への関心を高めるためには、候補者の努力も必然ですが、行政・学校での教育も重要だと考えますが、小学校や中学校で行われる、主権者教育・政治教育の充実について今後どのように取り組まれるのか方向性を伺います。


小中学校における主権者教育・政治教育につきましては、近い将来有権者となる児童生徒のために、これまで以上に取組の充実が求められていると考えております。 現在、本市の小中学校の社会科の授業においては、日本国憲法の基本的な考え方や、我が国 の民主政治、議会の仕組み、政治参加の重要性や選挙の意義などについて、様々な手法を取り入れた指導を行っております。 具体例といたしまして、中学校の公民の学習において、生徒自らが模擬政党をつくり互いの マニフェストについて意見交換を行うなど、身近な話題を取り上げながら考え合い、理解を深める指導に取り組んでいる学校がございます。また、市選挙管理委員会から投票箱や記載台を 借用して模擬投票を行う体験的な授業や、タブレットPCでの「意見共有機能」を活用した話し 合い活動を取り入れた協働的な授業を計画している学校もございます。 さらに、児童会・生徒会活動においては、学級委員の選出をはじめとした各種役員の選挙、運動会のスローガン決定などを通して、選挙の大切さや自治の仕組みについて、生活経験を 通して理解を深める指導を行っております。 今後もこのような児童生徒が主体となる活動を推進し、主権者として社会の中で自立しようとする態度や、地域の課題解決を主体的に担う力を育成してまいりたいと考えております。


 

4)バリアフリー等の課題について

 Q

市役所2階の大会議室での期日前投票に行かれた身障者の方、そして付き添いの方から頂いた意見ですが、体の不自由な身障者は一人で2階まで上がること自体が大変で、手すりもなく、大会議室は部屋が広い分、動く範囲も広くて付き添いの方もおられたが、大変だったという声がありました。市役所に置いてあった車いすは、古いタイプで滅多に使用されていないためか、さびていてタイヤを止めるストッパーのレバーが硬くて作動しにくく、足を置くところも曲がっており使いにくかったとのことで、このような環境では、身障者の方は2階までわざわざ期日前投票に行く人も少ないのでは、とのことでした。お聞きした話では、昔は、銀行近くの1階の部屋に期日前投票所が設置されていたそうで、そちらのほうがいきやすかったとのことです。期日前投票所が増設され、投票者が分散されたなら、1階へ戻すなどの検討も頂けたらと思います。私が聞いたのは、市役所の会場であったが、市役所や他の会場ではそのようなバリアフリーの対応に問題はなかったのでしょうか、伺います。

 


 期日前投票者数が増加し、特に複数票の選挙において投票される方の動線確保が難しく、投票の適正な管理執行を行うことが困難となってきたため、平成24年の衆議院議員総選挙から 継続的に広いスペースが確保できる2階特大会議室に期日前投票所を移動させたところでございます。 期日前投票所が増設され投票される方も分散されたとはいうものの、依然として多い日で 1,000名に近い方に御利用をいただいておりますので、現状では投票の適正な管理執行を行うために、期日前投票所を1階に戻すことは困難であると考えております。 御指摘のあった車いすを買い替える等により、投票しやすい環境の整備に努めてまいりま す。また、投票所のバリアフリー環境については、段差を解消してほしいといったお声もいただ いておりますが、施設の構造上難しい投票所もございますので、臨時的に仮設のスロープを設置する等、引き続きバリアフリー環境の整備に努めてまいります。