尺八人口が爆発的に増えつつある。」という情報があります。

海外での尺八人口が増えている事は間違いないのですが、とくに中国が顕著とか。

当地での楽器フェアーでは現地生産の話まで出ていると聞きました。

 

*******大橋鯛山さんのブログより*****

どうかしている、絶対にこの尺八という世界に異常が起きている。2月は毎年それほど注文が多くない月です。世間でも「ニッパチ」と言うでしょう。そういう季節ですから、溜まった注文をはく為の月になっています。だから2月は展示会もやらず、海外に商談で出かけるのに丁度良いと毎年思っていました。そうは言っても事務方には納税書類を作る大切な作業も待っています。ですから、本来こういう調整の時も必要なのです。
今年もいつも通りの2月になるはずでした。それがさに有らず、昨日なんか一日に来た注文が15本ですぜ。しかも14本は中国です。この数年、中国からの尺八注文は倍々で増えています。
中略
いくら中国でも10万円の価格がつけば売れません。月イチ程度なら出ますが、それで良いと思っていたって、単独の10万円と「4万円から1万刻みに10万円も有る」とでは相手に与える印象がダイブ違いますよ。
中国に安くて良い尺八が大量に供給出来なければ、折角の大市場形成の可能性が潰れるかも知れませんし、あるいは5万円が供給価格の下限に入るアメリカ人製管師が出てくる事も有り得ます。
後略
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どうも、中国で10万円以下の尺八に、注目している人が対数的に増え始めているらしいということです。
10年ほど前に南京技芸学校を訪問した時には、民族楽器の教授陣の技能は驚異的でした。学生たちも音楽エリートがそろい、交換演奏をするこちらが圧倒されました。
中国にはとんでもない楽器名人が多くいます。彼らが尺八に目をむけ始めたとすれば、脅威でもありますが、歓迎されることでしょう。
洞簫 という楽器は尺八の祖先にあたるといわれています。先日のシルクロード関係の演奏でも使いましたが、尺八の方が音量、音色両面からはるかに進化しています。これらの楽器のプロ名人奏者が尺八も演奏するようになると、急激に広く使われる可能性があります。まずは、現代尺八の洗練された表現力と運動性を生かした演奏がされるようになるはずです。
 
今の所、10万円までの楽器が売れ筋で、邦星堂さんへの発注が集中しているようですね。
しかし、海外の尺八名人が増え始めています。売れ筋は安価な製品でしょうが、今後中国でもよい演奏をされる方は、より高性能な尺八を求め始めるはずです。

外国の方が、

「やはり、30年前の真山はいいね」

とか

「泉州のオリジナル管を試したい」

とか言い始めるようになったら、ウカウカしていられません。

大相撲や柔道の世界と同じことが起きるかなぁ。でも尺八界全体にとっては歓迎されるべきことでしょう。想いは別として・・。