「屋根に中学校野球部のファールボールが飛んできました。大きな音が響いたので心配です。屋根瓦を破損させていないか調査するために、その費用を区が負担できないのでしょうか」(要約)と地域の住民にご相談を頂きました。


お宅にさっそく伺うと、屋根高は3階相当で、周囲に覗き込めるような高い建物もなく、屋根の様子を見るのは難しく、状況を知るためには専門家やドローンによる調査が必要なように思いました。


学校や教育委員会の見解は、瓦の破損とその破損が飛んでいったボールによってできた証拠があれば、調査費も含めて補修費もお支払いできるかもしれないが、物損被害が確認できない状況では、調査費用は負担できない、でした。


つまり、戸建ての屋根の調査は基本自己負担でやってくださいということでした。飛んできたボールもあるのに、住民目線ではなんとも腑に落ちない話ですが、私を指名してくれた方には一肌脱ぎたいと、役に立ちたいと屋根を見上げ、家の周りをウロウロしていたら、暫くして閃きました。


そうだ!物干し竿の先に携帯をつけて、超長い自撮り棒風にして、ビデオやタイマーで撮影しようと。


そのアイデアがピタリとハマり、動画と画像撮影に成功しました。その中の1枚がコチラです。



今回は幸いにも瓦のズレや破損は見当たりませんでした。依頼主の方もこれならば今回は調査はしなくて良いと納得をしていただきました。


ただ、やはり今後のことも考えると板橋区としてなんらか対応の方法はないのかと思います。毎回、山田が出動するわけにもいきませんので。何か良い方法がないか、他区の仲間にも聞いてみようと思います。