板橋区役所で会議や事務を終えたあと、先輩議員と共に東京ビッグサイトへ出かけました。今、「自治体総合フェア2012」が開催中です。滞在時間をGIS(地図情報システム)のブースで費やし、勉強をしてきました。板橋区でも導入される予定です。


山田貴之 オフィシャルブログ Powered by Ameba


==========


GIS|理情報システムとはコンピューター上に地図情報やさまざまな付加情報を持たせ、作成・保存・利用・管理し、地理情報を参照できるように表示・検索機能をもったシステム。人工衛星、現地踏査などから得られたデータを、空間、時間の面から分析・編集することができ、科学的調査、土地、施設や道路などの地理情報の管理、都市計画などに利用される。

コンピュータの発展にともなって膨大なデータの扱いが容易になり、リアルタイムでデータを編集(リアルタイム・マッピング)したり、シミュレーションを行ったり、時系列のデータを表現するなど、従来の紙面上の地図では実現不可能であった高度な利用が可能になってきている。(Wikipediaより引用)


==========


山田貴之 オフィシャルブログ Powered by Ameba


どんなことができるのかー。GISにデータを移管もしくは入力すればという前提ですが、


例えば、徒歩15分以上駅からかかる地域を表示してコミュニティバスの運行ルートとして検討することができます。


例えば、ハザードマップ上に土のうの設置位置を表示して計画の再検討をすることもできます。また避難所の位置、消火栓、消火器の位置なども表示することができます。要援護者の場所も表示できますし、また見ることのできる人を限定することもできます。


例えば、地図上の一地域の街灯の所在地をすべてデータで出力することができます。街灯の設置年数や種類や電力消費量なども表示したり、出力したりできます。


例えば、30年前からの人口推移を5年ごとに表示して比べることもできます。人口の代わりに緑地でも可能です。


例えば、学校の統廃合の課題の1つの指標になります。


などなど、GIS導入によって行政政策の質と区民へのサービスの向上が図られることが期待されています。


これらの地図情報は、更新されればすぐに板橋区内の部署全てで新しい情報を使用できますし、また閲覧者を制限することもできます。区長と部長クラスしか見れない情報など制限ができます。これまで担当窓口ごとに対応していたものが、1つの窓口で可能になることもあり、「たらい回し」的な対応が減るかもしれません。どの課でも同じ地図を使用して同じ情報を得ることができるからです。



山田貴之 オフィシャルブログ Powered by Ameba

今後、導入する自治体は増えると考えられます。課題を探りつつ、引き続き板橋区の先進的な取り組みを皆さんにお伝えしていきたいと思います。