山田小説 (オリジナル超短編小説) 公開の場

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短い物語ばかりですので、よろしくお願いします。


テーマ:
 夜道を歩いていて眠くなってきたので私は建物の外壁に寄り掛かりながら腰を下ろして目を閉じた。辺りは人気がなく、空気がひんやりとしていた。

 すぐに意識が朦朧としてきたが、複数の足音が聞こえてきたので私は目を開けて辺りを見回した。大勢の騎士達が馬に乗って眼前の道路を行進していた。槍や甲冑の金属部分が月光を反射して輝いていた。兜を被っているので騎士達は顔がほとんど見えていなかった。随分と長い行進だが、馬達は歩調を合わせて整然と歩いていた。

 騎士達が行進していく方角を見ると空の低い部分が少しずつ明るくなってきていて朝になろうとしているようだった。そちらで今から戦争が始まるのかもしれなかった。私が歩いてきた方角だった。戦争に巻き込まれなくて良かったと思って私は胸を撫で下ろした。今まで見てきた景色を思い出そうと試みたが、頭の中には何も浮かんでこなかった。既に戦争に巻き込まれて破壊され尽くしたのかもしれないと思い、もっとしっかりと目に焼き付けておくべきだったと後悔した。


関連作品

登山者達の行進
怪物達の行進
神々の行進

目次(超短編小説)
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