‘23 引退ブログ 高前翔太郎 「ラクロスから得たもの」 | 山口大学男子ラクロス部のブログ

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山口大学ラクロス部の選手、コーチ紹介や試合の振り返り、メッセージなどを更新しています。

23年度山口大学男子ラクロス部主将の高前翔太郎です。
まず初めに、平素より山口大学男子ラクロス部を支えて下さるOBG並びに保護者の皆様、そして関わらさせて頂いた全ての皆様に感謝申し上げます。
今後とも山口大学男子ラクロス部へのご支援・ご声援の程よろしくお願い致します。


4年間のラクロスを振り返ると、あっという間で楽しかったし、しんどかったというのが正直な想いです。

ラクロス部に入部したのは、練習見学に行ってラクロスに触れ、その楽しさと新鮮さがきっかけでした。練習や自主練習を通して上達を実感出来ることが嬉しくて、ラクロスの楽しさに取り憑かれてました。この時の感情が4年間続ける上での向上心の核にあったと思っています。

しかし、そんなラクロスの楽しさに取り憑かれつつもこの4年間は悔しい経験ばかりでした。

そもそも自分はコロナ禍で入部が10月だったということもあり、1年生の時にサマーやウィンターを経験できず、1ヶ月間の基礎練習を経て上回生の練習に混ざるという波乱の1年目を過ごしました。

2年生になって、初めて経験したラクロスの試合がリーグ戦。試合観も分からないまま臨んだリーグ戦は、何も活躍できず、岡大戦の1アシストのみ。挙句の果てに期間中に怪我をしてチームに迷惑をかけ、もっとやってきたことが発揮できたなという悔しさのみが残りました。

3年生になって、2年生の時に味わった悔しさを踏まえてチーム内で自分が果たすべき役割を強く意識しました。それでも自分が甘かった。攻撃も守備も求められる山大のMFとして満足いく貢献ができず、チームの2部も確定し、自身の成長度合いの部分で再び悔しさが残りました。

4年生で主将を務めることになり、この3年間ラクロスで悔しい思いしかしてこなかった現状を変えたいという一心しかありませんでした。だからこそ、この1年間が最もしんどくなることは覚悟していました。特に今年度のチームはラクロスという部分で絶対的存在がいたわけでもなく、組織として未熟な部分が多かった分どうしたら年間目標である「1部昇格」を達成出来るチームになるか練習面で凄く悩んだし、選んだ選択肢に対して反省することも多かったですが、同期の支えのおかけで何とか乗り越えれたと思います。また、チーム運営をする上でも学生主体のスポーツだからこそ出来る経験で多くのことを学ばさせて貰いました。

個人としては、3年生あたりからMFとしてのOF面が伸び悩んでいることを痛感していました。だから、練習から組織練でチャンスなのに自分が得点するプレーよりもチームの得点に繋がるためのプレーばかりを優先するようになっていました。得点も出来て、得点に繋がるプレーも出来るそんなOFMFが自分の中の理想像だったし、少しでも近づくために何を努力するべきかこの1年間自分なりにもがいたつもりでしたが、今年度のリーグ戦の個人成績(2得点のみ)を振り返るともっと突き詰めることが出来たなと思うし、FINAL4の岡大戦のチャンスの場面で決めきれなかったところも踏まえると自分の弱さが出てたなと思います。

こんな感じで振り返ってきたのですが、今年度チームの主将として年間目標を達成出来たことにほっとしているとともに、試行錯誤しながらラクロスと向き合った4年間で「仲間」と「自分との闘い方」の2つを得ることが出来てとても充実していたなと、続けて良かったなと思っています。
だから、後輩達にも楽しい、悔しい経験を多くしていく中でラクロスを通して自分にとってプラスになるようなものを1つ以上得られるように向き合っていって欲しいなと思います。

そして、この1年間、練習や試合で選手をサポートしてくれたマネージャーの皆、A級コーチとして参加して下さった松田さん、チームの指導をして下さったHCの龍一さん、ACの龍星さん、真弥さん、柊平さん、練習に参加して頂き、お力を貸して下さったOBGの皆さん大変お世話になりました。ありがとうございました。
また、影ながら応援してくれたお父さんとお母さん、福山に遠征に行った時には試合を見に来てくれてありがとう。


最後になりますが、学年ごとへの想いを書きたいと思います。

3年生、頼ってばかりの1年間で本当に申し訳無い。チームの現状について1番理解している代なので大変なことが多いと思いますが、3年生らしいやり方で後輩達を引っ張ってやって下さい。来年のリーグ戦期待しています。

2年生、クセ者しかいないですが、ラクロスはいいものを持っているし、チームに欠かせない代なのでしっかり3年生を支えてあげて下さい。

1年生、伸び代しかないので色んな経験をする中でも純粋にラクロスを楽しんで吸収していって下さい。4年生になった時にどんな選手になっているのか楽しみです。

同期、コロナ禍で入部の時期がバラバラだったにも関わらず、ラクロスを通して出会えたこと、こうして4年間一緒に続けてこれて良かったです。ありがとう。


長くなりましたが、これからの山口大学男子ラクロス部の飛躍を期待して引退ブログを締めさせて頂きます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

#21 高前翔太郎