最近新築マンションを購入しました。

はじめての新築マンションで、初期費用におもったよりもかかる事がわかりました。

 

マンションは80㎡の3LDKです。

初期にかかる費用はざっくり以下のものです。

 

1:カーテン:(20万円)

2:引越し代金:(20万円)

3:エアコン4台施工込:(38万円)

4:UVカットフィルム:(13万円)

5:エコカラット:(30万円)

6:フロアコーティング(16万円)

 

合計:137万円

 

めちゃくちゃかかります。

これ削った方が良いなどのご意見があれば教えてください。

そして、今回はフロアコーティングが必要なのかどうかを考えました。

 

《フローリングの種類について》

■無垢フローリング(単層フローリング):1本の木をフローリングの形にカットしたもの

■合板フローリング(複合フローリング):ミルフィーユのように板を薄い板を何枚も重ねて作ったもの

 

大きく2種類のフローリングタイプがあります。

無垢か合板かです。無垢フローリングがわかりやすく木をカットしてそのまま使っているもの。

合板フローリングは、木を加工して組み合わせて作ったものです。

 

木材の香りや、そのまま使いたいなって思う人は無垢フローリングを購入される事が多いのですが、

水を良く吸い込んだり、傷が付きやすかったりするので、メンテナンスはしっかりする必要があります。


今、主流なのは「合板フローリング」となります。

 

《合板フローリングの種類について》

合板フローリングの中でも表面の加工をどのようにしているかによって、

3パターンほどに区分けされます。

最も厚いのが「挽き板フローリング」で、

次に「突き板フローリング」、最も薄いのが「シートフローリング」になります。

グレードは、厚いものがよりグレードが高いと言われています。

近年の活用シーンが多くなっているのは、シートフローリングです。

 

グレード高:◯挽き板フローリング(板の表面に2~3mmの板を貼り付けて仕上げるもの)
グレード中:◯突き板フローリング(板の表面に0.3~0.5mmの板を貼り付けて仕上げるもの)
グレード低:◯シートフローリング(板の表面に0.01~0.2mm木目が印刷されたビニールシートで仕上げているもの)

 

フローリングの種類

 

傷への強さについてですが、

木の部分が多くなるとその分、凹みやすくなります。

その為、無垢材や挽き板のフローリングは傷に対して大きく強いわけではありません。

突き板やシートフローリングは、一般的には強度をあげて表面を仕上げているものになるので、

傷に対しては強いものになります。

 

 

フローリングの種類別メリット・デメリット

《画像はこちらの記事を参照しています》

 

https://www.a-tm.co.jp/top/housingloan/house/interview-woodtec-flooring/

 

 

《シートフローリングについて》

新築マンションなどでは床材の選択は難しいと思いますが、

最近、よく活用されているのが「シートフローリング」になります。

高級マンションだと別かもしれませんが、

一般的なマンションのフローリングタイプはこちらになります。

 

利点としては、ワックスがけが必要ないものが多いこと。

木材のフローリングだとワックスがけを定期的にする必要がありますが、

それが必要のない加工が先にされているものが多いです。

 

利点は以下のようなものがあげられます。

1:傷がつきづらい(傷がつきづらい加工がされているものが多くあります)

2:汚れが落ちやすい(汚れが落ちやすい加工がされているものが多くあります)

3:ワックスが不要(ワックスが必要のない加工がされているものが多くあります)

4:コストが安い(薄い板を貼ってるので費用が安くすみます)

5:デザインが豊富(プリントされたものなので精巧に作られて木と見分けがつかないものも)

 

弱点

表面が1mmにも満たない素材なのでフローリングの表面材として強度がない為、

強化コーディングで保護しています。その為、利点にもつながるのですが、

ノンワックスでもフローリングの美観が長く保てる作りとなっています。

1:強度はあるが擦り傷がつかないわけではない

2:水に弱い

3:補修が難しい

 

特にシートフローリングの基材のMDF(表面の下にある素材)は、

水に弱いものとなっていて、水分を含むと変形しやすいというデメリットがあります。

 

シートフローリングがよく活用されている理由は、

四季がある日本の気候に適しているからです。

木そのものを利用していると、木は湿気を吸って膨張したり、乾燥で収縮します。

木の間に隙間ができたり、床鳴りをおこす場合もあります。

シートフローリングは、湿気や乾燥での変化がほとんどない為、

床の不具合が起こりづらいのが特徴です。

 

《シートフローリングについてフロアコーティングは必要なのか?》

 

よくフロアコーティング屋さんに聞いた時に、方面が紙になっていると言われる事がありますが、

そのような事はなく、シートフローリングのプリント素材(オレフィンシート)は、

ビニールシートがベースに使われていて、そこそこの強度を持っています。

 

強度が強いといえども、劣化などは当然とあり、

2-3年使うと見た目に影響することも多いようです。

特に良く歩いたり騒いだりする場所などはそうなのかもしれないですね。

 

私は、今回フロアコーティングをしてみる事にしようと思っています。

理由は、数年経過したら売却を考えている点と、

コーティングを実際にやった結果を確認しておきたいと思っているからです。

 

コーティングをおこなう部屋と行わない部屋とを分けて、

経過観察をしてみたいと思っています。

 

やる部屋は、「リビング」を実施したいと考えています。

他の寝室などはそのまま。

まだ新しい技術なので、経過観察ができないところが難点ではありますが。

「リビング」は床暖房も入っている為、フローリングの張替えが難しい場所でもあるんです。

そこも影響しています。

 

新築マンションで実際にフロアコーティングする方は、20~30%ほどと聞きます。

大半の人がやっているものではなく、好みが別れてそうですね。

実施を考えている方の参考になれば嬉しいです。