今日本屋でこんな本を買った。
大いなる不安定/ヌリエル・ルービニ
¥2,100
Amazon.co.jp

ルービニ?誰それ?
と思う人も多いと思うだろう。
しかし、この人はリーマン・ショックを言い当てて以来今や時代の寵児とも言える人で、
黒い人ブログでもたびたび発言が紹介される注目人物である。

この本の主題は、なんといっても現在進行中の金融危機だが、ここで注目すべきは、彼はこの手の金融危機は一世紀に一度でなく、もっと頻繁に起きる!と言っている事である。

勿論、手をこまねいていいわけではなく、それを防ぐために色々な手段を講じるべき、と言っているのだが、その中で、私が注目したいのは
『規制の回避をどうするか?』
ご存じのように、アメリカでは連邦と州では法律が違う事は珍しくない。
それは金融規制ににも及ぶ。
が、それは『より規制の緩い州へ本社や資産を移す』事を促進する土壌にもなる。
他の国だと、より規制の緩い国に本社を移したり、あるいは資産を移す事になる。
それがバブルの温床になる、と。
バブルの本質は貪欲であり、それは全て否定されるものではないが、しかし、度を超すと破壊的なリセッション…つまり恐慌を引き起こす。
それを防ぐには、一国だけではだめで、国際協調が必要だが、それにはまだ時間がかかる。
だが、今のバーゼル会議やIMFでは力不足なのは既に分かっている。
おまけに問題は多岐にわたり、さらにそのどれもが今すぐ手をつけなくてはいけないものばかり。
まあ、要するに、『どうすればいいんだ?』ということだが、しかし、嘆いていても問題は悪化こそすれ、解決するわけではない。
結局、しょうがないから問題を切り分けて、個々に対処するより仕方ないとは思うのだが…
それを考える上でも有効な本になると思う。
ともかく、すぐに2100円持って本屋に行く価値はある。
本屋になかったら上のリンクから買ってチョ。