参院特別委での強行採決が行われた9月17日、
国会前抗議行動に参加しました。
国会正面角を右に曲がってすぐの歩道に立ちました。
警官が何人もこちらに向かって立っています。
通路を誘導する警官が、ハンドマイクを使い、
「左側一列になってお進みください。立ち止まらないでお進みください」
と、繰り返します。
誰も立ち止まっていなくても、繰り返しています。
誰も歩いていなくても、繰り返すのです。
そうしたら、私の横に立っていた女性が言いました。
「マイクを使わないでください。耳に響くんです。(機械じゃない方の)メガホンでやって下さい。私たちはここを動けないんだから、そんな大きな声、出さないで」
何度か言いました。
それでも警官は同じことを繰り返します。
警察による、デモ参加者への嫌がらせとも受け取れます。
女性が、
「だって、誰もいないじゃないですか。何でそんなに大きな音を出すんですか。スピーチが聞こえないじゃないですか」
それでも警官は同じことを繰り返します。
警察によるデモ妨害とも受け取れます。
そして、その女性が、
「何で聞こえないふりするの。どうして無視するの」
と言った時、その警官はその女性を見て軽く頭を下げ、また同じことを続けたのでした。
悲しい気持ちがしました。
この警官が憎いわけではありません。
彼は、上の者が指示したとおりに、動くのです。
飛躍かも知れませんが、今回の法案が通った時、この法案によって海外に行く自衛官のことを思いました。
上の者が命令すれば、彼らは人を殺すのです。
米軍のように無辜の市民まで殺すかも知れません。
彼らが人を殺す。
それは、私たちが人を殺すということなのではないか。
この法案を通させた私たちが。
自衛隊を送ることを許した私たちが。
逆に誰かに自衛官が殺されるかも知れない。
それは、誰に殺されるのだろう。
それも、私たちが殺したことになるのではないか。
そんなことを、雨の中で、国会に向かって声を上げながら、考えていたのでした。
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