どうも、エルメスです。

 

多分、この記事に辿り着いている方は、スタンダード学会の本を手に取って、自分のページを読んだ方が来ていると信じています。

 

今回は、前回よりページ制限が設けられ(大半は自分のせいで)本誌で書けなかった部分をこちらで載せていこうと思って書いています。

 

本誌では論文形式で、自分の文体の癖である「ですます調」が使えなくなってめちゃくちゃ違和感がありました。副読本とは銘打っていますが、平常運行で書いていきます。

 

「ところで、本誌とはなんぞや」という方は、是非ともどこかの機会でカメシュンさんか夜神さん、もしくはメロンブックス様に頼んで発注してください。

 

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「紙の本読みなよ。電子書籍は味気ない」by青0/0/1000登場時1コスト1クロックレベル2以上のキャラサーチ。

 

 

採用検討カード

 

実は採用検討カードを書くとページ数が膨れ上がってしまうので、自重致しました。また、本誌では「るろ剣」までの解説でしたが、この記事では「クレしん」と「ヘブバンvol2」まで取り上げていきます。

 

 

レベル0

 

破られたアンニュイ 大島 四ツ葉

 

まさかの喜多互換(出ていいのかよ)と CXが貼られた時にトップ捲って2以上のカードならストブ持ち。

 

前者のアンチャテキストがメインに据えるのであれば、流石に喜多の方が狙ったタイミングでアドになる場面が多いので出番は無さそう。ただ、「喜多の互換が擦られた」という事実は大切なので頭の片隅に置いておきましょう。

 

“A Forcefield for Justice”ヴァイオレット

 

ツインドライブ持ちですが、コストが実質1コストか1クロックと「鋼鉄の淑女 シルヴィア」を彷彿させるテキスト。

 

1ターン目にトリガー回数を増やしてストックも作り上げられる優れもの。

 

逆に言ってしまえば、それしかやることがなく、状況を選びがちなのが難点。チカで呼び出せるツインドライブ持ちで特徴も強いので、もう一声といった感じです。

 

二人きりの時間… パヴォリア・レイネ

 

キャンセル時に手札に戻れるドキテマ互換。

 

非常に優秀ではありますが、ループに対抗する手段を持ち合わせているリーファを差し押いてまで採用するかと言われると首を縦に触れません。両方採用にしても、どちらもパワーラインが非常に低く、序盤に相手のキャラを積極的に戻しかねないので、このカードに拘る必要は今のところ無さそうです。

 

もし、ループデッキが淘汰されるような環境になるのであれば、リーファと差し替えても良さそうな気もします。

 

私は、ニンジャなのだから ムラサキ

 

着地1500上昇と出た時アタック時に使えるオカ研互換。

 

単体として見れば破格なカードパワーを持ち合わせていますが、問題はこのデッキとの相性がかなり悪いことです。

 

どこかで書いていた(気がするだけかも)のですが、このデッキでのオカ研は基本的にゲーム中1回、多くて2回しか使わないです。何故ならば、メタビ故に多量にクロックを貰ってアドを得たとしても、受けたダメージが多ければ多い程リスクを背負いこんでしまい、最終的にダメージレースで不利になるという本末転倒なことが起きてしまうからです。

 

また、チカから呼び出すことも出来ますが、呼び出した際のパワーが1500しかないため、割れるキャラも極端に少ないです。

 

採用するのであれば、アッシュ以外のメタビであれば活躍する場があると考えます。

 

ノリノリフィーバー ひろし

 

着地相手の前列キャラ-1000、CX貼った時に手札に戻して1ドロー1ディス持ち。

 

システムキャラとしてはとても面白い効果を持ち合わせており、-1000という数値も詩羽やドキテマといった焼きやすいキャラからバトルするキャラ実質+1000といった役割を持てるのが良いですね。

 

1ドロー1ディスは手札交換や電源、チカとの衝突の回避とかなり優秀ではあります。ただ「1枚引き、」と「まで」ではないため、ごく稀に山札の調整が効かない場面が存在するのが気になるポイント。そこを差し引いても強力なのは確かなので、採用を検討してみるのも良さそうです。

 

ラヴィサン・ショコラ 高垣 楓

 

CX置かれた時に山上を見て、上か下か控えに置ける新しいシステムキャラ控え集中。「一緒にお出かけ 美智留」に互換性のあるカードをポンポン出すんじゃありません。

 

初パン噛みを防ぐのはもちろん、愛莉のクロックコストでCXの巻き込み防止、門、電源の受け入れ追加とやれることが沢山あります。また、≪音楽≫特徴を持ち合わせているので、喜多で仕込んでおくことも可能。

 

WSCサードシーズンでは発売が間に合わなかったため、採用を考えていませんでしたが、有用性で考えれば現在の構築に採用価値は十分あります。

 

その場合、入れ替え候補は色の噛み合いが被っているすいせいになる予定ですが、こちらは2ルック付与とこれまた比較の難しいキャラになっています。また、≪音楽≫特徴持ちが増えたので、アッシュのライン低下も考えるので、足回りの比較と盤面の制圧力を考えた上で検討する必要がありますね。

 

 

 

訓練の後は クリス&レナ&ムラサキ

 

レベル0ボトム相殺にリバース時1コスト1クロックでレベル1以上回収出来る4ルック持ち。

 

パワーも500と相殺持ちには申し分ない低さを持ち、4ルック回収も付いているので役割としてはかなりあります。

 

ただし、4ルック回収のリスクは愛莉でも散々味わっており同じことが起き得ます。そして枠の都合があれば採用したいのですが、色の噛み合いもありなかなか採用に至ることが出来ません。

 

カード単体としてはかなり評価しているので、いつかはアッシュで使ってみたいです。

 

余談ですが、特徴に≪料理≫が入っているので、「新しい物語」シリーズに二乃は採用してはいけません()

 

レベル1

 

世界を救え ぶりぶりざえもん

 

登場時1コスト手札1枚で5ルックしてカード回収とリバース時にトップチェックでレベル2以上ならストックに飛ばせるシステムキャラ。

 

システムキャラのためパワー500も頷くことも出来ますが、このカードのレベルが1なのと登場時5ルックが主な役割と考えると、結構状況を選ばないと出すことの無さそうな印象です。

 

山田リョウ、ヨハネのようなワンチャン相手キャラどかせればなーといった雑な使い方も出来ず、お願いトップチェックでしかストックに飛ばせないので活躍しづらそうです。(逆にいるだけでもストックに行くかもしれないという圧を与えられるかも?)

 

秘剣『飛飯綱』 石動雷十太

 

相手キャラをリバースさせることが出来ないというトンデモないデメリットを持ち、「音姫」のようなストブ、4コスト手札3枚で後列からダイレクトアタック出来る置き物キャラ。

 

個人的に注目したいのはストブテキストで、加速スタンやアニバスタンといった、動きの一部として能動的に控え室回収するデッキに便乗してこちらのリソースも稼ぐことが出来るのは面白そうにも思えます。また、この手のテキストが生まれた頃には存在しなかった収録中やドキテマテキストといったシステム面でも反応するので、このデッキにおける「リソース切れ」がかなり遅くなるのが大きな点かもしれません。

 

しかし、不確定ストブなため、CXを噛んでしまう可能性は拭えない他、その相手に対するメタカードが知らない間にストブされている可能性があるのが、かなり痛手でございます。そして、極め付けに前列に出ても相手キャラをリバースさせることが出来ないため、こちらが割りに行く場面では全く仕事が出来ないのが問題です。

 

置き物として役割を持つにも盤面に1枠割く必要もあるので、使用がかなり難しいと思われます。ただ、最終場面でダイレクトアタッカーとして活躍出来る部分も秘めているので、相手や環境によっては採用価値はあります。

 

 

レベル2

 

 

“無表情で無愛想”佳奈多(2枚目)

 

カード自体は採用していますが、実は2枚目の採用も検討しておりました。

 

ループ、コンボ系統に対しての安定上昇、アニバスタンにおけるアリスの再展開、桜集中、アドミニストレーターを絡めた山速度の低下を図るためと2枚目の採用も十分あり得ました。

 

検討を重ねた結果、闇レイナを採用することになりましたが、闇レイナも2枚目の採用もどちらもえんぶさんの考案でした。本当にお付き合いありがとうございます。

 

 

 

“おわり”のない映画

 

クレしんで追加された「先打ち」型ホラーは苦手。

 

従来のホラー同様、選ばれないキャラには滅法弱いですが、問題はそれ以外のキャラには「確実に」打ち込むことが出来るのが強力な点です。しかもタチの悪いことにカウンターアイコンを持っている訳でもなく思い出で表向きで置いてあれば使用可能なため、アッシュのようなカウンター不可をすり抜けて来るんですよね。現在のスタンでは「ジャックスケリントン」のような全体選ばれない付与をしてくるキャラもいないので、フェアゲームが出来る相手であれば入れておきたいイベント。

 

このデッキにおいても入るスペースがあれば差し込んでおきたいものですが、選ばれないキャラ以外にも上記の通り「フェアゲームが出来る相手」にしか刺さらないのが難点であります。現状、刺さりそうな相手で挙げていくと、

 

・アニバスタン

・ネイスタン

・織、里見バーン

・特徴スタン

・ネオスタン系統(ディズニー、ミラウォ、転スラは除く)

 

この上記5つが当てはまるかと思われます。

 

それ以外となると、

 

・加速スタン→そもそもリソース勝負で来るためお門違い

・ラインハルト→メインのダメージ元は相手ターン中

・電源を使ったコンボ→キュルケや陸八魔アルで誤魔化すことが可能であるためあまり問題ない

・ループ系統→そもそも使うゲームじゃない

 

とスタンで見かけるデッキタイプ相手だと逃れる術がいくらかあるため、ネオスタンで使う時よりもバリューがあるわけではないんですよね。

 

これらの考えから、現段階では自分のデッキへの採用は見送る形にしています。汎用性高くてアッシュにも出張出来る簡単手札、ストック製造カードとか出来たら、もしかしたら採用するかもしれません。そもそも、手札に構えた上で3コスト「先払い」出来るだけの余裕がある訳でもないですからね。

 

 

レベル3

 

たそかれスワッグ 八宮めぐる

 

黄色ですが一応記述をば。現在ネオスタンで8電源シャニマスでも大活躍しているカード。前者のパンプテキストは腐ってしまいますが、注目すべきは後者のバーンテキスト。

 

経験でレベル置き場に3色別の色で置かれていると使えるバーンテキスト。2コスト手札1枚で「1点を2回」か「3点」のどちらかを「CXコンボ無し」で使えるんですよね。単純に詰めとして使うのであれば以前紹介した「イチイバル クリス」よりもコストの軽く範囲の広いバーン持ちなんですよね。

 

自身の色が黄色なのが、このデッキとも相性が悪くやれることが詰めしか無いのが少し痛手ではありますが、3色発生は特別難しい訳でもないので、カードの紹介として挙げておきたかった所存でございます。

 

 

ONSTAGE? 黛 冬優子

 

個人的に信じられませんがまさかの8電源シャニマス繋がりでこちらも。登場時1点ヒール、キャラ3枚以上で11000、電源連動で2点飛ばす、だけのスタン的に考えるとごく普通のテキストです。

 

しかし、何故かこのカード、シャニマス出典なのに≪音楽≫指定が全く無いんですよね(一応、チェンジ元の逆圧縮の条件は≪音楽≫指定あり)。そのため、一応このデッキとも相性は悪く無いです。

 

またネオスタンでもたまーにやるレベル2からCX連動も取り入れることも出来るので、フェアゲームを積極的に仕掛けるデッキ構成にするのであれば、問題なく採用出来ると思われます。

 

“Inventor of Holiday Spirit”ジャック・スケリントン

 

自身が前列にいると、ディズニーかミラウォのキャラ全てにアンチャ付与と相手キャラリバース時に2コスト手札1枚で1点バーン飛ばせるキャラ。

 

このデッキだと自身とアッシュにアンチャ付与出来るだけの面白コンボにしかなりませんが、前述した「“おわり”のない映画」に対して2面(やろうと思えば3面)選ばれなくなるので局所的なメタとして機能はするかも。割とアッシュだから許されることはあり得ますね。

 

休憩中 便利屋68

 

7月に発売された便利屋68の漫画の付録で付いてきたPR。テキストとしては赤色になった「こんこんきーつね! 白上フブキ」。

 

アッシュや自身を飛龍テキストで生存力を上げるのが目的ではありますが、置き物テキストとしては前列ならクリスが担ってくれますし、そもそも電源で出すのがアッシュやシロエの優先度が高い以上、このカード置けるタイミング無いとのことで不採用に。

 

実際、たまーに飛龍ポン置きされると輝きそうなタイミングはありそうなので、使いたさもありますね。

 

 

 

対面毎ピックアップ

 

本誌でページの都合で書けなかったそもそも忘れてたもの部分を書いていこうと思います。ただ、前回の本にも書いてある内容は飛ばしていくつもりです。

 

 

スタン

 

メタビ系(グッドスタッフ型)

 

デッキ全体として特徴に縛られていないことが多いので、直接的な手札リソースは集中に頼ることがかなり多いです。そのため、「先にレベル1に上がって起動メタを立てる」が争点になると思われます。

 

集中でのリソースを割くことが出来れば残された手段はCXコンボに頼らざるを得ないので、チカでも穂波でもどこかでCXが尽きるはずなので後は枯れるのを待ちましょう。

 

これ実際の所、自分の実践経験の浅さが出ているかもしれませんがご了承下さい。

 

 

メタビ系(ミナカゆりシロエ)

 

先に挙げたメタビと違い、こちらはミナカのCXコンボで準備をしながら、レベル2からゆりとシロエの展開をしていくデッキである。本来の動きの通りにレベル1でミナカの連動で動いて、リフ後にレベル上がってゆり展開まで繋がるとかなり厳しい戦いになる。

 

しかし、序盤がシステムキャラと詩羽やアヴドゥルといったラインが低いキャラで構成されるため、そこまで早いゲームにはならないため、こちらにも準備する時間が生まれることがある。さらに、ゆりの連動の都合上、リフ前にCXコンボで展開すると圧縮率の低下にも繋がるので、ある程度時間を貰ったらCXを貼って素早くレベルを上げることを意識すると良いだろう。

 

 

ネオスタン

 

門枝ブルアカ(ネオスタン)、一花(ネオスタン)

 

肝になるのがレベル2になってからの早出し展開。どちらも複数展開が容易なデッキであるため、序盤に躓かせるのを狙っていくのはもちろんではあるが、展開された場合は恵やアッシュで1面ずつ確実に処理をする必要があります。

 

本来であれば、毎ターン全面助太刀要求とか出来れば一番効果的ではあるが、このデッキでは不可能なため、思い出送りで着実に潰していくのが唯一の策である。

 

幸い、受けデッキであるため、詰めは喜多シロエを完成させておけば、さほど脅威ではない。道中でどれだけ相手のやりたいことを潰せるかどうかにかかっている。

 

8電源グリザイア(ネオスタン)

 

本誌でも述べているが、基本的にネオスタンの8電源は面が取れないため不利である。シロエを立てておけば、ムラサキのバーンは飛ばないが根本的な解決には至っていない。

 

普通の面取りゲームではまず勝てないので、スピードゲーム意識と光景キキーモラのタイミングだけは常に見計らう必要のあるゲームになってしまう。

 

8門転スラ(スーパーネオスタン)、4枝4電源D-cide(ネオスタン)

 

本誌では絶対に書けない項目。8電源ネオスタン以上に不利マッチ。

 

前者はレベル2から全面1000パンプ+アンチャ付与の11500が3面。しかも処理しないと毎ターンCXコンボでアド取ってくる。その上、後列呼び出しや擬似リフと柔軟過ぎる動きに加えて妨害にも兼ね備えているため、フェアゲームで戦うこのデッキではかなり厳しい。

 

相手もフェアに戦うため、コ拳や恵といった早出しメタにも引っかからず、仮に面を取れたとしても、再展開も比較的簡単に行ってくる。また、硬い山でもあるが、相手の意識次第では光景キキーモラもケアしかねないので容易に頼れないのも難点。

 

後者も同様に山、盤面作りが得意なため、基本的に上から取るのがしんどい。

 

前列1500パンプに回復持ち2000応援を並べられるとお手軽3500パンプになり、盤面の形成が出来なくなる上に、こちらがアッシュやレムでゴリ押しをしても「根本」と「ストック相殺」でレベルを無理やり上げて処理されるため相手としては痛手にもならない。おまけにスーパーネオスタンだと擬似リフまで搭載出来るもんだからかなり凶悪。

 

当たったら概ねキツイため、お願いスピードゲームをして、お願い光景キキーモラを通すしか突破口が思いつかないです。

 

 

結構駆け足な感じがしましたが、あくまで夏コミで出した論文の副読本ということで記事を書いているので、一緒に読んで楽しんで頂けたら幸いです。

 

合わせて前のアッシュの論文や他の方の論文が気になる方は、是非ともメロンブックス様からの購入をおすすめしております。

 

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それでは、また〜