何があっても大丈夫 | やまびこDr.の診療日記

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人生の大事業の子育ては、ほとんどぶっつけ本番! 分からない事だらけで心配がつきません。
でも正確な情報を知り納得できれば心配は減らす事が可能です。
薬よりもっと大切な事をお伝えする小児科医のブログです。

10年以上前、息子が小学生だった頃のお話です。

 

その日は授業参観でした。

子供たちが「今まで言われてうれしかった言葉」を答える道徳の授業でした。

 

一番多かった答えが「大丈夫」という言葉でした。

 

この「大丈夫」という言葉だけ聞くと、例えば転んで「大丈夫? 怪我はない?」といった心配してくれた時の言葉なのかなと思うのですが、違いました。

 

不安なことや心配なことがあった場合、「大丈夫だよ。なんとかなるよ」という、安心させてくれる意味の「大丈夫」だったのです。

 

子供もそうですが大人であっても不安や心配なことはたくさんあります。

その時に、「大丈夫!」と言ってくれる人がいたら、心強いですよね。

 

「大丈夫」というのはその人の存在そのものを認める言葉です。

 

「不安だよね。分かるよ。でも大丈夫だよ。」

「失敗したたんだね。怒られちゃったね。でも大丈夫だよ。」

「相手の人を傷つけちゃったんだね。それで後悔してるんだね。でも大丈夫だよ。きっとうまくいくよ」

 

そんな風に自分を認めてもらえると、安心して身も心も緩んでいきます。

 

子供に限らず、大人だって色々とやらかします。

その時に否定される言葉を投げつけられると、自分が嫌いになっちゃいます。

 

でも完璧な人間なんているはずないんだから、「やらかしても、それでもあなたは大丈夫だよ」と認めてあげられるといいですよね。

それがその人を信じるってことだとも思います。

 

自分の常識はとってもちっぽけなものです。

常識以外のことをやらかす人を見ると非難したくなるものですが、「でもそれは自分の常識の枠が狭かっただけなんだ、それでもその人は幸せになれるはずなんだ、だから大丈夫!」って思えれば、相手を責めることもなく、相手も自分も傷つくことなく、お互いがお互いを尊重できて、自己肯定感も育まれて、本当に人生大丈夫になって行くと思います。

 

自分はそんなことできない・・・と思う方、そう思っても大丈夫ですよ。

 

私も、実はできていません。

つい誰かを心の中で責めてしまうことがあるんです。

 

その時は「しょうがないよね。それでも大丈夫だよ」って自分に言ってあげています。

 

今日の大阪のおひさまと雲