今日の妄想劇場 〜信じるとは〜 | やまびこDr.の診療日記

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今日の午前中、まったりしながら自分の頭の中で勝手に始まった妄想劇場。

 

昨年放送されていたドラマ、「3年A組―今から皆さんは、人質です」での、水泳部員の「澪奈」と、その友達「さくら」との会話。

 

全国から注目を浴びるほどのトップスイマーの「澪奈」がドーピングをしているという偽の動画がネットに上がったため、「澪奈」は不特定多数の人からもクラスメイトからもバッシングを浴びて苦しがっているという状況。ここまではドラマの本当の設定。

 

以下妄想です。

 

さくら「澪奈・・・ ドーピングしたの?」

澪奈 「え? さくらまで私を疑っているの?」

さくら「ううん、そうじゃないけど、澪奈から直接聞いて確認したかっただけ」

澪奈 「やっぱり疑ってるんだ・・・(泣)」

さくら「澪奈、私ね、澪奈がそんなことするはずないと思ってるよ。」

澪奈 「・・・」

さくら「でもね、もし、万が一本当にドーピングしていても、私はいいと思ってるんだよ」

玲奈 「・・・どういうこと?」

さくら「ドーピングって悪いことだと思ってるよね」

澪奈 「当たり前でしょ。そんな卑怯なこと、絶対したくない!」

さくら「そう思うよね。でももし澪奈がドーピングしたとしたら、その絶対したくないことをせざるを得ない状況に追い込まれてたってことだと思うんだ。」

澪奈 「・・・」

さくら「そうしないといけない、とっても大きな理由があったんだと思うんだ」

澪奈 「・・・」

さくら「その理由は私には分からなくても、でも澪奈が色々考えて出した結論だったら、それでいいって思えるんだ」

澪奈 「どうしてそんな風に思えるの?」

さくら「自分でも分からない・・・ でも、誰でも間違うことってあるじゃない。ズルしたり、嘘ついたり、誰かを貶めようとしたり。大人でさえ自分を守るために嘘つくんだから、多分生きてる人全員そうだよね」

澪奈 「うん・・・」

さくら「だから、間違ったことしたからといってすぐに嫌いになったりしないよ」

澪奈 「・・・」

さくら「それにね、私は澪奈がトップスイマーだから友達として付き合ってるんじゃないよ。宿題を教えてくれたからでもないしお金持ちの家に生まれたからでもないよ。澪奈といると安心するからなんだよ。澪奈を人間として好きだから友達でいたいと思ってるんだよ。」

澪奈 「・・・(涙)」

さくら「あれをしたから好き、これをしたから嫌いってことじゃないんだよ。何をしても何もしなくても、澪奈は澪奈だから好きなんだよ。だからドーピングしててもしてなくても、私は澪奈を信じられるんだよ。」

玲奈 「うん・・・(涙)」

さくら「もちろん、もしドーピングしてたのなら、その罪は償う必要はあると思うよ。でも澪奈を嫌いにはならないし、逆に、そんなに追い込まれることがあったんだ、知らなくて申し訳ないな、一緒に考えられたらよかったなって、余計に愛おしくなるし申し訳なくなるかもしれないって思うよ」

澪奈 「うわーん!さくらー!!(泣)」

 

こうして二人の絆はより強まっていくのでしたー。

 

妄想終わり。

 

誰かを信じるとは、条件付きのものではありません。

これをしたから信じる、しないから信じないというものではなく、何をしてもしなくても、それでもあなたは大丈夫、それでも私はあなたという人間のことを認めています、ということです。

 

完璧な人は世界中どこにもいません。年齢性別肩書きに関わらず、全ての人が何かしらやらかしているので、やらかしたこと自体はどうでもよく、それでもあなたは大丈夫って言ってあげられれば、その人にとってとても大きな力になり、結局やらかすこと自体減っていくのでしょうね。