3 何をしても生きていける! | やまびこDr.の診療日記

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再受験のためアパートで一人自宅浪人始めた時の話の補足です。

 

平成元年4月より大学を休学し、自宅で勉強を始めました。

2年間Yoゼミに通っていたので、その資料を反復する方法で勉強をしていったのです。

 

しかし想像以上に辛かったため、6月にはもう眠れなくなってきました。

 

夜疲れているので寝ようとするのに、まぶたがピクピク動いて閉じていられず開けます。

開けると疲れているのでまた閉じます。それを延々と繰り返します。

 

眠いのに眠れないことが、こんなに苦しいものかと思いました。

 

そして外が明るくなってくると何故か眠れます。しかし今度は何をしても起きられません。
目覚ましをかけて無理やり起きようとしても、頭がフラフラして起きていられないのです。

だから横になり又寝てしまう、ということを繰り返し、昼夜逆転になりました。

 

そんな感じだったため、成績も全く戻らずに、予備校の模試でもずっとD判定が続きました。

AからDまでのDです。Cがボーダーラインで合格確率50%です。その下です。

それでも「でも大丈夫」という根拠のない自信の元、勉強を続けて行きました。

 

そして1月のセンター試験の2週間ほど前に、突然自分の中にこの言葉が降りてきました。

「こんなに苦しいことをやり切れたんだから、試験の結果がどうなろうと、自分は何をしても生きていける!」

 

この瞬間に自分の中の力がスーッと抜けていくのが分かりました。

そして1月にセンター・3月に個別試験がありましたが、結果にこだわらずに自分の力を精一杯出すことにだけに集中することができました。

 

3月の個別試験が終わって、アパートに帰る特急電車の中で、猛烈な眠気に襲われました。

電車とバスを乗り継ぎ、何とかアパートにたどり着いたのですが、次の日から普通に眠れて普通に起きられるようになりました。

 

その年に合格でき、念願の医学生になれましたが、この4年のしかも最後の1年が自分にとって、とっても大切な時間となりました。この時間が今の自分の基礎となったのです。

 

眠りたいのに眠れないのは、こんなに苦しいんだ、朝起きられないのは根性が足りないわけではないんだ、症状は必要があって出るんだ、必要なくなれば自然に症状って消えるんだ、症状が悪いわけではなく何かを教えてくれているものなんだ、ということを学びました。

 

そして、苦しみが大きければ大きいほど、それを乗り越えた時に得られるものは、自分の人生を大きく変えるほどの力を持っているとも学びました。

 

自分にはこの道しかない!と選択肢を無くし、自分で自分を追い込む時期はあると思いますが、その結果がどうであれ、その人の人生にとって絶対にプラスになるものだと思います。

 

成功と失敗、善と悪など、物事を二つに分けて悪を排除するという二元論的な考え方をすると、失敗も悪も避けた方がよい悪いものという印象を持ちますが、実はそうではないのです。

 

失敗を恐れずに今できることを精一杯して後はお任せするという考え方が、幸せに近づけるものだと思います。

 

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