爺と天使の会話です。 | やまびこDr.の診療日記

やまびこDr.の診療日記

人生の大事業の子育ては、ほとんどぶっつけ本番! 分からない事だらけで心配がつきません。
でも正確な情報を知り納得できれば心配は減らす事が可能です。
薬よりもっと大切な事をお伝えする小児科医のブログです。


テーマ:

分かってるふりして分かってない爺(じい)と、分かってないふりして核心をつく天使の会話。

 

天使「爺! カフェやりましょ、カフェ!」

爺 「突然どうした?」

天使「自分はこんなに未熟なんだというのを認め合うカフェ!」

爺 「?」

天使「完璧じゃなきゃだめ!ってことに縛られて、苦しんでる人っていっぱいいるでしょ」

爺 「ふむふむ」

天使「だから、みんな全然できないけど、それでもいいよ!ということを認め合って、楽になれるカフェがあればいいじゃないかなと思ったの」

爺 「ほっほー、それは素晴らしいのう」

天使「『自分はこんなにできないんです〜』『私の方ができないんですよ〜』『でもそれでもいいよね!』って認め合うと、楽になると思うんですよね!」

爺 「そうじゃ! 『自分はもっとできるはず! もっと頑張らなきゃ!! もっともっと!!』っていのがそもそも間違いじゃ。どうせ出来ん!! 出来るはずがない!!」

天使「・・・今日の爺さま、荒れてますねえ・・・」

爺 「そして親にそれを求めておる。『親だからこうしてもらいたい!』『親だからできて当然!』と思ってるから『ちゃんとしてくれなかった』『親のせいで今の自分がこうなんだ!』と思ってしまうのじゃ」

天使「でも、自分があの時の親と同じ年齢になった今考えると『全然完璧じゃない』って思いますよね。」

爺 「そうじゃ! 自分ができていない事を親に求めておったんじゃ。それに気づくと『申し訳ない』って思うじゃろ」

天使「思います! それに自分の子供も同じように思ってるのかなとも思います」

爺 「じゃあどうするかじゃ。『完璧じゃなくていいんだ』と思う事じゃ。自分を完璧に見せるために余計な鎧(よろい)を身につけて『重いよ〜 苦しいよ〜 窮屈だよ〜』って嘆いている自分の中の自分を解放してあげる事じゃ」

天使「自分で作った鎧に押しつぶされそうになってるんですね。でも、すごい身近にそういう人知ってるんですが・・・!?」

爺 「えっ? そりゃ、誰じゃ??」

天使「爺ですよ。自分でも本当は分かってますよね!」

爺 「うっ・・・そうかも・・・」

天使「人のことは分かるけど、自分のこと分かりませんもんね〜」

爺 「・・・」

天使「本当はどうしたいですか?」

爺 「いや、ちゃんとした立派な爺として・・」

天使「本当の本当はどうしたいんですか!?」

爺 「いやあの、えっと・・」

天使「あ〜〜〜もう! 本当の本当の本当は、ど・う・し・た・い・ん・で・す・か!!??」

爺 「・・・鎧を脱いで楽になりたい・・・」

天使「やっと言った! ここまで聞いてやっと言った!」

爺 「・・・」

天使「脱ぎゃいいじゃん! 自分で着たんだから自分で脱げるに決まってるっしょ!」

爺 「はあ、そうなんじゃが・・・」

天使「その『じゃ』もやめてみたらどうですか? 威厳を出すための道具かもしれないけど、今は自分を苦しめる道具にもなってるんじゃないんですか?」

爺 「本当じゃ。いやいや『じゃ』じゃない・・もごもご・・・」

天使「本当の自分をさらけ出すと、それを否定された時に深く傷ついてしまうんで、それを避けるために鎧をつけて自分を守ってたんですよね」

爺 「はい」

天使「否定されたとしても『これは本当の自分じゃないから』って言えるから。でも本当の自分じゃないから苦しいんですよね。だから脱ぎたいんですよね」

爺 「はい」

天使「だったらつべこべ言わず脱ぎゃいいじゃん! 脱げない理由をあれこれ探して駄々こねてないで、さっさと脱ぎやがれ!」

爺 「ひーっ!! お許しを!」

 

というわけで、攻守逆転となり、爺は鎧を脱ぐためのリハビリを開始したのでした〜

(このお話は半分フィクションで、登場人物は複数の方が入り混じってます)

 

やまびこ小児科クリニック 横地真樹さんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ