苦しみの渦中にいると分からない | やまびこDr.の診療日記

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2 苦しみの渦中にいると分からない

 

僕は二浪しても医学部が受からず、一度八王子市にある大学の経済学部に通っていたことがあります。

1年普通に大学生活を送っていたのですが、一年経ったところで「やっぱり医学部に行きたい」という思いが湧き出てきたため、4月よりアパートで一人自宅浪人を始めました。

自分で決めて始めた自宅浪人ですが、孤独というものがこんなに苦しいものなのかと、思い知らされることになりました。

 

とにかく辛いんです。誰にも自分の存在を知られていない恐怖からくる辛さでした。

太平洋のど真ん中に漂流しているのと同じ恐怖です。

 

そして眠れなくなってきました。でも寝られない理由が自分では全く分かりません。

 

しかし3月に入試が終わったその瞬間に猛烈な眠気が襲ってきて、次の日から普通に眠れて普通に起きられるようになりました。

そこでやっと「自分がこんなに苦しがっていたのか」と気づけました。

自分が感じていた以上に、自分は苦しがっていたのです。

 

苦しみの渦中にいると自分の状況は分からないのですが、そこから逃れるとやっと分かる、ということを学びました。

そして、その苦しみが自分の人生においてどんな意味を持つのかも、苦しみから逃れた後振り返ってみて初めて分かる、ということも分かりました。

 

医学部に入るまでに4年かかっているのですが、その4年があるからこそ今の自分があると実感できています。

 

多くの場合、合格できないと受験失敗という言葉になると思いますが、今振り返ってみれば予定通りの大成功、と言えます。捉え方次第で、解釈は色々変わるのです。

 

今現在、病気や悩みで苦しんでいる方はたくさんいると思います。

「何故自分だけこんな苦しい目にあうんだろう」と思う方もいるかもしれません。

その苦しみの渦中にいると分からないかもしれませんが、そこから逃れた後振り返ると、その経験が必要だった、そのおかげで今の自分があるんだと、思えるのだろうと思います。

 

ですので、今できることを精一杯やり、後はお任せでいいのではないかと思っています。

 

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