「根拠のない自信」と「説明のつかない違和感」 | やまびこDr.の診療日記

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クリニックにはステロイド軟膏を使いたくないというお母さんたちが、通ってきてくれています。

 

使いたくない理由は人により様々です。

 

使うと良くなるがやめると元に戻るという事に違和感を感じたからという方もいますし、すごく酷い状態でも使うとすぐにきれいになってしまう事に恐怖感を覚えたからという方もいます。

使い続けることでどんどん強い薬になっていき、それでも良くならないからという方もいます。

 

中でも、ステロイド軟膏を使っていた部位は良くならないのに、使っていなかった部位だけが良くなってきたのでという方も何人かいます。

 

医者は、その分野の専門家の作るガイドライン通りに診療をしています。

アトピーのガイドラインには、ステロイド軟膏を使わない治療法は書いてありません。だから、ステロイド軟膏を使わない治療法はないと考えています。

 

ステロイド軟膏を諦めた人の中には他の方法で成果を挙げている人もいますが、そういう人はもう病院に行かないので、医師はステロイド軟膏を使わず良くなる人を見る機会がありません。

 

アトピーの原因は、ガイドラインによると免疫の過剰反応であり、体質であり、遺伝であるという事になっていますが、違う説を唱える方も日本中にたくさんいます。

 

体にたまった不要物を、皮膚から捨てるためという「オーバーフロー説」があります。

石油の燃焼や電磁波などによりできる活性酸素が皮膚を悪くしているという「活性酸素説」があります。

合成界面活性剤が皮膚を悪くしているという「合成界面活性剤説」もあります。

 

人によりオーバーフロー説が8割で活性酸素説が2割とか、界面活性剤説が9割で他の説が1割となっているかもしれません。この説だけが正しいとか間違っているという事ではないと思います。

 

原因も対処法も人により違うので、「これしかない!」と思う事はありません。

「オーバーフロー説」の場合、ステロイドを使う事で不要物を排出できなくなるので使わない方がよいとなりますが、他の説ではそうではないとなります。

 

その人にとっての本当の原因は誰にも分かりません。分かるとしたら自分だけです。

そのサインが自分の中で感じる「根拠のない自信」と「説明のつかない違和感」です。ピンときたものをやってみて、変だなと感じたらやり直せば良いと思います。

 

誰かの言うことを頭から信じるのではなく、自分の中から湧き上がってくる想いに従えば、自分らしい選択ができ、皮膚の状態も良い方向に行くと思います。

 

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