薬のCM | やまびこDr.の診療日記

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今日は簡単なお話です。

 

寒くなってくると薬のCMをよく見るようになります。

その時に必ず使われる言い回しがあります。

 

それが「飲むと効く」という言葉です。「治る」とは絶対に言いません。

 

薬は症状を和らげる力はありますが、治す力はありません。

鼻水止めの薬は、鼻水の量を減らします。

咳止めは、咳の程度や回数を減らします。

 

しかし薬を飲むと早く治ることはありません。

1週間かかる咳は、薬を飲んでも1週間かかります。

 

1時間に3回鼻をかんでいる人が、薬を飲むことで1回に減った場合、「効いた」と言えます。でも「治った」とは言えません。薬を中止すると元の状態に戻るからです。

 

そういう理由で、CMでは「治る」という言葉は使いません。

 

しかし辛くてしょうがない症状を薬で和らげることでその人にとってメリットがあるようなら、薬を使う意味はあると思います。

 

何事も全肯定も全否定もせず、「いい感じ」「適当」に使えばよいのだと思います。

 

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