たとえばですが今度の決算でも上方修正でも売られた銘柄はたくさんあります(たとえばポーラや資生堂など)。

また下方修正しても買い戻された銘柄もあります(タツタ電線など)。

上方修正でもすでにこれまで上昇が続き、株価に織り込まれている場合(つまり上方修正を見越して、どんどん高値追いで株価が買われた場合)、上方修正を境に「材料出尽くし」で下落しますし、

逆に株価下落が続いていても下方修正が発表された途端、買いもどされる場合もあります(業績悪を見越して空売りが続き、下げていたけれども、発表とともに悪材料織り込み済みという解釈)。

しかし、さらに窓を空けて下げる銘柄もあります。

一律の動きではないので、その銘柄独自の分析、あるいは、ポーラや資生堂のように、業界全体の動きに目を配って判断する必要があります。

 

あるいは、決算に対して上方修正を素直に好感するリスクオンの地合いがある一方、その逆の地合いもあるので、地合い全体は今度の決算に対してどうなのかを、斟酌するのが大前提として、あるでしょう。

 

さて、決算持ち越しについてですが、長期投資で大事なことを最後に書きます。

 

いろいろと書きましたが、細かく分析して乗り降りしていたら、いつの間にかお宝株は手元になくなっていますので、決算発表で手放さないようにするために最低限、必要なこととは-。

増収増益が続いている高成長企業なら多少上下動があっても長期で持ち続ける(たとえば年単位など)というシナリオを持っておくと決算持越しかかわらずホールドが可能になります(たとえばアウトソーシングやトラストテックのような企業の場合)。

 

そのためには、会社側が発表するIRを常にしっかりチェックする必要があるのは改めて言うまでもありません。

長期投資でも、長期投資のための計画(あるいは覚悟)が必要です。