プラザキサカプセル75mg・110mg | 病院薬剤師のメモ帳(現在は調剤薬局薬剤師)

病院薬剤師のメモ帳(現在は調剤薬局薬剤師)

元・病院薬剤師の日々学んだ知識等をメモ代わり使わせて貰います。
(H24/10/31で退職、11月から調剤薬局勤務)
日記も(愚痴も多いに含まれてくるので注意?)ぼちぼち気ままに書いていきます。

直接トロンビン阻害剤


効能・効果

非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制


用法・用量

1回150mg(75mgを2カプセル) 1日2回

1回110mg(110mgを1カプセル) 1日2回(P-糖蛋白阻害剤と併用、腎機能Ccrが30~50mL/minの患者など)


P-糖蛋白阻害剤

ワソラン、アンカロン、硫酸キニジン、プログラフ、ネオーラル、ノービア、ビラセプト、インビラーゼ

イトラコナゾール(経口剤)は禁忌

ワソランとの併用は3日間はワソラン服用の2時間前に服用必要。

クラリスロマイシンは1回110mgにする必要ないが注意必要。


ワーファリンから切り替えは、ワーファリン中止してからINRが2.0未満になれば投与。


本剤からワーファリンへの切り替えは、ワーファリン服用し、INRが2.0以上になってプラザキサ中止。



副作用

消化不良が多く、多めの水か、食後に服用した方がよい。




INRを定期的に検査しないで済む、納豆とかのビタミンKの規制がない等のメリットがある。


しかし、腎機能が悪い患者には使いにくい。

透析では除去されるらしいが、透析患者には使用はできない。


服用方法もなんかややこしい。

P-糖蛋白質阻害剤にも注意が必要であるし、ワソラン服用患者は特に煩雑だなって思います。


ワーファリンなんて、逆にINRをきちんを測定していたら安心な気もしますが・・・

どうなんでしょうね?

プラザキサが主流になるのでしょうか?