薬学部の実務実習(病院と薬局実習)において難しいのが、

どういう立ち位置と考え方で取り組めばいいのか、という点であると思います。

これは、実習生と指導薬剤師の双方において難しい点であると思います。

 

 

 

 

まず、考える必要があるのが、実務実習にはどういうお金が関わっているのかという点。

これについては、実習生が、実習先に対して、27万5000円を支払っています。

つまり、薬局に対して27万5000円。病院に対して27万5000円です。

 

 

 

 

実習の期間はそれぞれ11週間であり、週5日間、実習を行う場合、

11週間では約55日間。

27万5000円÷55日で、1日あたり5000円。

つまり、1日5000円を実習生が払って、実習を受けているというわけです。

 

 

 

 

27万5000円という額は、授業料という面で考えると薬ゼミと同じくらいであると思います。

11週で27万5000円ですので、1年間うけるとなると、年間で110万円です。

薬ゼミの授業料もだいたい年間で120万円くらいですので、

安くも高くもない金額であると言えるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

なので、実習生はまず、これだけの大金を払って、

実習を受けているという事を考える必要があると思います。

実習先に対して貢献をする必要はないです。

基本の考えとしては「お金を払って習いに行っているという考え」これが正しいわけです。

 

 

 

 

しかし、実習生側においても、指導薬剤師側においても、

この根本的な関係性というのを忘れてしまう事が多々あります。

 

 

 

 

指導薬剤師側においては、そもそも実習を受け入れている病院や薬局は、

個人経営でない場合がほとんどですので、

指導薬剤師も雇われの身に過ぎないという事がほとんどです。

 

 

 

 

つまりは、実習生側が27万5000円という大金を払っているものの、

指導薬剤師側としては、実習生が来ようが来ないが、給料としては変わらない。

なので、実習生が大金を払って来ているという事実を認識しにくい場合が多いです。

 

 

 

 

結果として、実習生を単なる一人のバイトのようにして捉えてしまい、

働き手の一つとしてこき使われるという事態が多く起こってしまいます。

 

 

 

 

実習生側からしても、実習費の27万5000円を払っているのは、

大概の場合は、親であると思いますので、

実習をする事にこんなにもお金がかかっているという事を認識していない場合が多いです。

 

 

 

 

結果として、まるでバイトに行って働いているかのように、

一つの働き手として、貢献をしようと頑張ってしまいがちです。

もし親のお金ではなく、自分で1日5000円を払って実習に行っているのなら、

また考え方は変わってくるでしょう。

 

 

 

 

実習をする上においては、

まずはこの根本的な関係性というのを見失ってはいけないと思います。

それもそんなに安い金額ではないです。

薬ゼミに通うのと同じくらいの大金を払っているわけですので、

それに見合うだけの学びというのを得る権利がありますし、

 

 

 

 

もし、実習先の指導薬剤師がこの関係性について理解していない場合は、

実習先を変える権利は十分にあると思います。

大学にクレームを言えば、実習先を変えてもらう事は容易です。

 

 

 

 

最近の国試では、特に実務実習で学ぶような内容から、

出題をされるという事も多くなってきましたので、

実務実習も適当に流してやっておくというわけにもいかなくなってきました。

 

 

 

 

そして、どちらにせよ、病院・薬局に朝9時から夕方5時くらいまで、

監禁されるわけですので、

せっかく同じ時間を過ごすなら、より多くの事を学んだ方が得です。

 

 

 

 

指導薬剤師と実習生ともに、

この根本にある関係性を見失わないように、

適切に価値のある実習を行う必要があると思います。

 

 

 

 

 

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