「基礎問題精講 数Ⅲ」で四苦八苦 | 遠距離大学に進学した次男や就職した長男のこと

遠距離大学に進学した次男や就職した長男のこと

就職1年目の長男と大学1年の次男,2人の息子をもつ父の日記です。

 今日は,お寺で彼岸の法要があったので,ランニング中止。
 それで,いつもよりちょっと多めに数学の勉強をしました。

 私,「基礎問題精講 数Ⅲ」で,四苦八苦,七転八倒しています。
 強調しますが,「基礎」ですよ。

 問題が難しいのは,仕方がないと思っています。
 しかし,もう一つ大変なのは,計算量。
 私が解くときは,A4の紙を使っています。
 1つの問題について,2枚になるときもあります。

 今日の問題では,次の式を展開することが求められました。
 (2x+2u+1)(x+1)-{x2+(2u+1)x-u2+2u+1} ※x2,u2は2乗ということです
 計算は地道にしていくよりほかはないのですが,上の式を展開すると,項が12個出てきます(たぶん)。
 それを間違えることなく,足したり引いたりしなければなりません。
 こういうとき,途中で,+と-をミスすることも多いです。
 結果は,x2+2x+u2とすっきりした形になります。
 
 そして,この問題では,式の展開は解法手順の一部でしかありません。
 もともとの問題はこちらです。


 問題を解く筋道がわかっていたとしても,計算に要する時間は相当なものです。

 「基礎問題精講」で取り上げられている問題は,大学の入試問題ではないかと思うのですが,大学名が記されてはいません。
 おそらく,中堅大学以上の入試問題ではないかと推測しています。
 「入門問題精講」は,教科書をさらにかみ砕くような内容になっていますが,「基礎~」はいきなり大学入試問題レベル。
 このギャップが大きいです。


 長々と書いてきましたが,私が言いたいことは,ただ1つ。
 数Ⅲは手強い

 私が高校のときは,あまり数Ⅲで苦しんだ思いはありません。
 45年前には,「行列」があったのですが,現在は無いに等しいです。
 その分,踏み込んだ内容を扱い,難しくなっているのかもしれません。

 まあ,私より高校生諸君の方が能力が高いでしょうから,私のように,難しいとか長い式を計算しなければならない煩雑さとか,感じることはないのかもしれないと思いつつ,これから数Ⅲの学習に入る人,2年から理系の勉強に入る人,しっかりした心構えで取り組んでください。


 次男が高1のとき,文理選択がありました。
 数学の先生だったか,物理基礎の先生だったか,こんなことを話したそうです。
 「俺のテストで70点以上取れないヤツは,理系は無理だ」
 ちょっと乱暴な表現ですが,その先生の言ったことは,当を得ているとも思います。
 それは,数学だけではなく,物理や化学も含めて,高いハードルが待ち構えているのは事実だからです。