今日の日経平均株価 ２０２４年５月７日（火）
＊ここで紹介している銘柄は決して推奨しているものではありません。
投資は自己判断、自己責任でお願いします。
＊個人の意見も含まれます。
今日の日経平均株価 38,835.10 前日比+599.03
現在の日経平均株価 先物 日経先物 CME
今日の為替 ドル円（１５：００時点）154.542 前日比+0.698（円安傾向）
現在の為替 ドル円 為替 ドル円
前日の米国市場 ２０２４年５月６日
概要
6日の米国株式市場は続伸。
ダウ平均は176.59ドル高（＋0.46％）の38852.27ドル
ナスダックは192.92ポイント高（＋1.19％）の16349.25
S&P500は52.95ポイント高（＋1.03％）の5180.74で取引を終了した。
要因
先週末に発表された4月雇用統計や米連邦公開市場委員会（FOMC）の結果を受けた年内の利下げ期待が引き続き買い材料となり、寄り付き後、上昇。
長期金利の低下や半導体のエヌビディアが再び900ドル台を回復しハイテクを押し上げ、相場は終日堅調に推移。
終盤にかけて上げ幅を拡大し終了した。
今日の日経平均株価 市況
概要
大引けの日経平均は前営業日比599.03円高（＋1.57％）の38835.10円となった。
東証プライム市場の売買高は16億5038万株、売買代金は4兆6830億円。
業種別では、証券・商品先物取引業、機械、その他製品、サービス業、電気機器などが上昇した一方、医薬品、倉庫・運輸関連業、ゴム製品、陸運業、石油・石炭製品、電気・ガス業などが下落した。
東証プライム市場の値上がり銘柄は67％、対して値下がり銘柄は29％となっている。
要因
連休明けの東京市場では、リスク選好の地合いとなり、日経平均株価は急反騰をみせた。前週後半から米国株市場が戻り足を強めていることで投資家心理が改善した。
7日の東京市場は、朝方から主力株を中心に広範囲に物色の矛先が向いた。日経平均は朝方に買い戻しを絡めて大きく上昇し、日経平均株価の上げ幅は一時600円を超えた。その後は途中伸び悩む場面もあったが、後場に入ると再び買いの勢いが増し、この日の高値圏で引けた。
前週末3日に開示された4月の米雇用統計が事前コンセンサスを下回る内容だったことや、連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）を受け、米国のFRBによる利下げ期待が再燃、先物主導の空売り買い戻しや押し目買いで、日経平均は3万8000円台後半に一気に駆け上がった。
一方、米金利の低下を受けて銀行を中心としたバリュー株は軟調で、上値が抑えられた。
６日の米市場でエヌビディアやマイクロソフト、メタ・プラットフォームズが買われた流れを引き継いで半導体関連株への買いが活発化し、指数押し上げ効果を発揮した。
日経平均は4月9日以来となる25日移動平均線を上回った状況で大引けを迎えた。
値上がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約179円押し上げた。同2位はファーストリテ<9983>となり、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、TDK<6762>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>などがつづいた。
値下がり寄与トップは第一三共<4568>となり1銘柄で日経平均を約17円押し下げた。同2位は信越化<4063>となり、ソニーG<6758>、中外薬<4519>、KDDI<9433>、三菱商<8058>、ニデック<6594>などがつづいた。
本日のポイント
１．日経平均は急反発、3万8800円台で高値圏着地
２．米雇用統計は事前予想下回り利下げ期待が再燃
３．米株高受け先物主導で買い戻しの動きが顕在化
４．半導体関連株が買われ全体相場押し上げに寄与
５．決算発表目前で売買代金は4.6兆円台にとどまる
今日のちょっこと解説
リスク選好とは？
リスクの高い資産への投資を増やすこと。 または、そうした取引が好まれている地合い（相場の雰囲気）を指します。
「リスクオン」「リスク志向」ともいいます。
金融緩和、景気回復、金融危機の回避などにより、景気の先行きに楽観論が台頭すると、投資家が積極的にリターンを追及しようとするため、リスク資産への資金シフトが起こります。
今日の値上がり値下がりセクター
値上がりセクター
1位証券商品先物 2位機械 3位その他製品 4位サービス業 5位電気機器
値下がりセクター
1位医薬品 2位倉庫運送関連 3位ゴム製品 4位石油石炭製品 5位陸運業
要因
1位 証券商品先物
⒈（8604）野村ホールディングスが『グローバル・マーケッツ部門で20％増収目指す』と発表したことへの期待。
⒉好決算が相次いだことへの安心
これらがセクターの支えとなり値を上げた。
2位 機械 5位電気機器
⒈米国のFOMCで利下げ期待が高まりハイテク株に資金が集まった。
⒉エヌビディアが再び900ドル台を回復したことも好感された。
⒊為替介入があり一時は円高に振れた場面があったものの、以前円安の流れが強いため。
⒋SOX指数が３連騰したことが好感された。
これらがセクターの支えとなり値を上げた。
1位 医薬品
⒈リスク選好の動きが強まってディフェンシブストックから資金が抜けた。
⒉最近値を上げていたことから利益確定うりが多くでた。
これらがセクターの重しとなり値を下げた。
2位 倉庫運送関連
⒈[コペンハーゲン ６日 ロイター] - デンマークの海運大手マースク(MAERSKb.CO), opens new tabは６日、アジアと欧州北部、地中海沿
岸地域を結ぶ各社コンテナ船の輸送能力を巡り、攻撃される危険がある紅海・スエズ運河ルートを迂回することで第２・四半期（４―６月
）に１５―２０％落ち込むとの試算を発表した。
この記事の全文 アジア欧州間コンテナ船輸送が最大20％減も、紅海・スエズ運河迂回で
このニュースがセクターの重しとなり値を下げた。
今日の注目銘柄
（8604） 野村ホールディングス 証券商品先物
現在値927.8円 前日比+51.4（+5.86%）
要因
野村ホールディングス<8604>が続伸。大和証券は２日、同社株の投資判断を「３（中立）」から「２（アウトパフォーム）」に引き上げた。目標株価は８００円から１０００円に見直した。
２４年３月期第４半期（２４年１～３月）の決算は当期利益が前年同期比７．７倍の５６７億５０００万円となった。同証券では、この決算を踏まえて業績予想を修正し、２５年３月期の同利益を２０００億円から２３００億円、２６年３月期は２１００億円から２４００億円に引き上げた。
リテールでは株式委託や投信募集、ホールセールではＦＩＣＣ（債券・為替・商品）、エクイティ、ＩＢ（投資銀行）のいずれも収益想定を増額した。更なる利益の上乗せ確度が高まれば、ＰＢＲ１倍が意識される展開も想定される、とみている。
野村ホールディングス（ＨＤ）はグローバル・マーケッツ部門について、ここ数年間に20％増収を目指している。同社はアルケゴス・キャピタル・マネジメントのスキャンダルを経て、成長てこ入れに向けた新たなイニシアチブを進める方向にあると部門トップのリグ・カーカニス氏が明らかにしたことも大きく作用している。
今日の注目ニュース
中仏首脳、イラン核問題の「政治的解決」訴え＝中国国営メディア
[北京 ７日 ロイター] - 中国の習近平国家主席とフランスのマクロン大統領は、イラン核問題の政治的解決を推進するコミットメントを再確認した。中国国営メディアが７日、共同声明の内容を伝えた。
両首脳はまた、イスラエルにおける２国家解決策の「具体的な実施」を求めたほか、ヨルダン川西岸でのイスラエルの入植地建設政策を非難した。
習氏は２日間の日程でフランスを訪問している。５年ぶりの欧州歴訪の一環。
この記事の全文 中仏首脳、イラン核問題の「政治的解決」訴え＝中国国営メディア
今日の注目IR 決算
任天堂、今期経常は38％減益、前期配当増額も今期減配
概要
任天堂 <7974> [東証Ｐ] が5月7日大引け後(15:30)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比13.2％増の6804億円に伸びたが、25年3月期は前期比38.3％減の4200億円に落ち込む見通しとなった。
同時に、前期の年間配当を189円→211円(前の期は753円)に増額し、今期は前期比82円減の129円に減配する方針とした。
直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比4.5％減の1131億円に減り、売上営業利益率は前年同期の30.6％→23.3％に低下した。
明日の注目決算発表予定銘柄 ２０２４年５月８日（水）
■取引時間中の発表
◆本決算
★<7011> 三菱重 [東Ｐ]
★<7203> トヨタ [東Ｐ]
★<8001> 伊藤忠 [東Ｐ]
★<9101> 郵船 [東Ｐ]
など20社
◆第1四半期決算
<5201> ＡＧＣ [東Ｐ]
など3社
◆第3四半期決算
<4396> システムサポ [東Ｐ]
■引け後発表
◆本決算
<4680> ラウンドワン [東Ｐ]
<4921> ファンケル [東Ｐ]
<6645> オムロン [東Ｐ]
★<6963> ローム [東Ｐ]
★<7013> ＩＨＩ [東Ｐ]
<7189> 西日本ＦＨ [東Ｐ]
★<7211> 三菱自 [東Ｐ]
<7951> ヤマハ [東Ｐ]
<8012> 長瀬産 [東Ｐ]
★<8591> オリックス [東Ｐ]
<9010> 富士急 [東Ｐ]
<9064> ヤマトＨＤ [東Ｐ]
<9519> レノバ [東Ｐ]
<9759> ＮＳＤ [東Ｐ]
など65社
◆第1四半期決算
<2206> グリコ [東Ｐ]
<4912> ライオン [東Ｐ]
<4922> コーセー [東Ｐ]
など18社
◆第2四半期決算
<3328> ＢＥＥＮＯＳ [東Ｐ]
など4社
◆第3四半期決算
<3632> グリー [東Ｐ]
など4社
■発表時間未確認 ※カッコ()内は直近決算発表の公表時刻
◆本決算
★<4689> ラインヤフー [東Ｐ] (前回15:00)
<6882> 三社電機 [東Ｓ] (前回15:00)
<9532> 大ガス [東Ｐ] (前回15:00)
など4社
◆第1四半期決算
<3744> サイオス [東Ｓ] (前回16:30)
など3社
◆第2四半期決算
<3668> コロプラ [東Ｐ] (前回15:00)
◆第3四半期決算
<3984> ユーザーロカ [東Ｐ] (前回15:00)
など2社
合計125社
この記事の全文 明日の決算発表予定 トヨタ、伊藤忠、三菱重など125社 (5月7日)