ナイツの塙宣之さんがYouTubeチャンネルで紹介した「芸人に褒められて嬉しかったボケ」の第2位が、「石坂浩二さんのDVD」ネタだったんですね!このボケは、塙さんがDVDを1枚取り出すと、相方の土屋伸之さんが「何のDVDなの?」と聞くシチュエーションで展開されます。塙さんが「『なんでも鑑定団』のこれまで何十年の歴史の中の石坂浩二さんのトーク集」とボケると、土屋さんが「いや1枚に収まらないだろ。(オンエアでは)ちょっとしか喋ってないけど」と突っ込むというものです.

このネタは、2016年にタレントの石坂浩二さんが22年間務めた「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京系)の司会を降板したことがきっかけです。石坂さんが番組内で毎回滔々と披露するうんちくや発言が極端に編集でカットされることから、石坂さんと番組プロデューサーが酒席で口論になり、確執が生じ、結局番組を降りることになりました。当時は「大物芸能人いじめ」「ハラスメント」と報じられたこともありました.

面白いことに、塙さんによると、このネタはライブや独演会ではあまりウケなかったそうですが、関根勤さんと小堺一機さんの番組で披露したところ、大ウケしたそうです。関根さんは何度も手を叩き、「石坂さん…ひどいねあれ」と大爆笑したとか。塙さんは「関根さんだけが笑ってくれたのが本当に嬉しかったですね」と感謝して第2位に入れたそうです.

「当時は『芸能界のタブー』ともちきりでしたからね。もっとも、このプロデューサーも番組を離れたそうで、19年4月30日放送回に石坂さんが再登場すると、『発言がカットされてない』といった驚きの声があがったものです」(プロダクション関係者)とのことです